*これまでの活動等の報告*

2022年 冬から春の活動等の報告

ー研究・研修や学習―

◆古文書講読会

毎月第2金曜日に、当財団評議員で伊勢原市文化財保護委員の川島先生のご指導の下で、古文書を読み合っています。今年に入ってからは「相州大山順路之記」を読み進んでいます。

◆文化財ウォーク (雨岳ガイドの会)

  • 2/19(土)「大山道合流の地、道灌ゆかりの下糟屋・上粕屋」は、一般参加28名とスタッフ11名で、平安時代から続く「糟屋庄」の道を歩きました。「大慈寺」では本殿、「高部屋神社」では拝殿を拝観させていただく機会をいただきました。
  • 3/19(土)「水陸交通の要所・厚木と渡辺崋山」は、一般の31名とスタッフ11名の歴史散策でした。岡田の「長徳寺」では本堂にあげていただき、奈良の東大寺の棟梁を務めた手中明王太郎の手による建築の素晴らしさを堪能させていただきました。
  • 4/16(土)、開村の謎を訊ねて「開村400年の伊勢原」を歩きました。当日は3年ぶりに開催された日向薬師の例大会の日でしたが、一般の方が29名も参加され、スタッフ9名とともにミステリーウォークを楽しみました。
高部屋神社の拝殿です。間近に見ることのできない扁額や獅子の面などを見学。
五間社流造の本殿、杮葺きの金比羅宮、伊勢原に残されている4古鐘の一つなど
見どころの多い神社の造りは茅葺、竜宮城の彫刻などを堪能されたと思います。

◆第6回湘南社民権散歩(雨岳民権の会)

3/27(日)、桜満開の下で、「武相の民権運動と民権家たち」をテーマに、一般参加者15名とスタッフ7名で学習と見学を行いました。町田市立自由民権資料館では、学芸員の方から学習と常設展の説明を受けました。学芸員のユーモアある語り口に引き込まれました。午後は民権関係の史跡巡りを行ました。

多摩地域の民権運動と相模野民権運動がネットワークでつながりながら地域的特徴があることも理解できました。

⑤ 薬師池公園にたつ自由民権の像
町田市制40年を記念して、1998年に制作。製作者・三橋國民は名誉都民。
石造中央部には「自由民権」と刻まれた釣鐘がかかっている。

―環境の保全と整備―

◆竹垣(建仁寺垣)作り

雨岳文庫の竹垣がかなり痛んでいたので、作り直しました。今回は入り口側の半分を新しくし、残りの半分は来春に行う予定です。

8年程前に建仁寺垣づくりの体験学習会を行いましたが、今回は、その時のことを思い出しながらの作業となりました。

◆春の草取りなど   (雨岳文庫クラブ)

雨岳文庫の春は、様々な花が咲くなど、とても過ごしやすい季節ですが、雑草もぐんぐん伸びて、放っておくと大変なことになります。雨岳文庫クラブは草むしりや草刈りなど地道な活動でお客様を迎える環境整備をしてくれています。

―雨岳文庫の施設や環境の利用―

雨岳文庫や山口家所有の施設・自然環境などを利用して、友好団体や友の会会員の皆様がさまざまな活動やイベントを行っています。

◆椎茸菌打ほか     (雨岳自然の会)

雨岳自然の会では西富岡の畑を中心に様々な作業や活動を行っています。この時期は様々な植物が大きく成長し心が沸き立つ時期です。そのような中、3月には椎茸の菌打作業や沢庵の樽開け、4月には冬から育てた野菜の収穫や種まき、そして草むしりなど…。ゆったりした時の流れは貴重ですね。

◆甘いカリカリ梅づくり(雨岳自然の会)

4/29(金祝)、未熟小梅の収穫と「甘いカリカリ梅」の加工に挑戦!の一日目です。

2時間程度で約80Kgの小梅を採取できました。この後、水切りから塩漬けを行い、一週間後に本漬けの作業を行いました。

◆タケノコ掘り

今年は例年以上に立派なタケノコが収穫できました。毎年お手伝いに来てくれている子たちも上手に掘れるようになってきました。後半は、サルやイノシシとの競争となりました。

◆林家たけ平独演会  (厚木たけ平の会)

4/30(土)、恒例の林家たけ平師匠の落語独演会が代官屋敷・山口家住宅にて開かれました。参加者は20名、演題は、「悋気(りんき)の火の玉」と「徂徠豆腐」でした。

「面白いお話だったね!」などと話をしながらお帰りになっていく姿から、師匠のお話を堪能された様子がうかがえました。

代官所造りのドマでは明治と昭和生まれの鯉のぼりも師匠の語りを楽しんでいます。

◆「せんみ凧」を作って飛ばそう!

5/3(火祝)、青空の下で、玉川せんみ凧保存会の皆様のご指導により「せんみ凧づくり教室」を行い、5歳から中学2年までの子ども20名と保護者等が参加されました。

お昼休みには、書院造りの部屋で、おはなしばる~んの皆様による「おはなし会」を楽しみました。

午後は、思いっきり走り回りながら、自分が作ったせんみ凧を飛ばして遊びました。

―伝統文化の継承―

◆松の「菰(こも)外し」

「立冬」の日に、瀬戸様(友の会会員)の手で巻かれた松の菰(こも)が、3/5の「啓蟄」の日に、瀬戸様とご息女の手により外されました。「菰巻」は江戸時代に大名の庭園の松を護るために始められた習慣です。古来からの風習を出来るだけ絶やさないようにしたいものです。

菰巻きの縄が順次外されています。

◆桃の節句と端午の節句

桃の節句・雛祭りに合わせて、書院造の奥の間に昭和初期あるいは昭和から平成の時代のお雛様が飾られました。昭和8年のお雛様です。お内裏様は昔からの伝統に従い、向かって左側がお姫様です。

書院の間に飾られている取材時の雛飾りです。

端午の節句前には、明治時代と昭和中期の鯉のぼりが土間の空間を泳ぎ、五月人形が奥の間に飾られました。明治時代の真鯉は約3間と大きく丈夫な布に手書きの色付けがされています。

矢車の下には長い吹き流しが有りました。各時代を語る真鯉と緋鯉か主屋の大屋根
の下でのびのびと泳いでいます。

 山口家住宅のことをわかりやすくまとめた案内書が完成しました。海外からのお客様にも使っていただけるように、英語版も作成しました。「販売してもよいのではないか」というお声も聞きますが、現時点では300円の見学料を頂戴した方にはもれなくお渡し、見学の際に理解を深めるためにご利用いただいています。
◎案内書の作成【ワーキンググループの報告】

 

◎文書蔵屋根の葺き替え

 山口家住宅やその付属建物は、元々は瓦葺きでしたが、関東大震災の時にそのほとんどが落ちてしまいました。それ以降、主屋の屋根は大波のトタン葺きとなっており、文化庁から評価されている一つとなっています。

現在まで唯一残っていた文書蔵の屋根瓦ですが、老朽化が進み修繕が必要になったことから、この度、新しい素材の屋根に葺き替えました。もともとあった鬼瓦だけは瓦屋さんに補修していただいた上でそのままの位置に据えられました。

▼文庫蔵の諸財はこのガルバニウム鋼板によりこれからは長期に渡り守られます。

 

2021年 秋から活動等の報告

ー研究・研修や学習の場―

◆海外からのお客様向けの解説研修

10/30(土)、「観ボラ」の外国語ガイド養成講座の皆様が雨岳文庫に来訪されました。

海外からのお客様向けに歴史施設を英語で解説するための研修が目的で、講師の石井様(友の会会員)と8名の観光ガイド養成講座研修生が、「二の鳥居」と「山口家住宅」を題材に、実際に英語を使って解説する研修が行われました。

◆柳生心眼流に関する調査・学習

練武会の皆様は極意巻に記されている技を修得されているとのことですので、ぜひ演武を拝見したいものです。雨岳文庫には山口家第5代当主が授けられた柳生心眼流の皆伝巻5巻が保管されています。この皆伝巻が取り持つ縁で、11/14(日)に柳生心眼流を鎌倉で鍛錬されている「鎌倉練武会」の皆様が来訪されました。

皆伝巻は「御座松常設展」で公開しています。

取縄巻では捕られた者が、当時の社会のステータスにより縛られ方が違う
 ことを教えて頂きました。誓子には皆伝者がしてはならないことが記されて
 います。破ると天罰が下ると記されています。規律が守られているのですね。

◆文化財ウォーク (雨岳ガイドの会)

  • 10/16(土)の「大山の門前町」は、小雨の天候でしたが25名の一般参加者とスタッフ11名の計36名で、多くを語り合いながら楽しいウォークとなりました。
  • 11月と12月は矢倉沢往還とその近くにある史跡などを巡るコースでした。参加者が満足できて、しかも安全に完歩できるように、スタッフの皆さんは、調査や下見を重ね計画を練り、前日遅くまで準備をしていました。そのお陰で、両日とも晴天に恵まれ、楽しいウォークとなりました。

なお、11/20(土)の「矢倉沢往還①太郎と如水を訪ねて里山を歩く」は、一般35名、スタッフ10名の計45名、12/18(土)の「矢倉沢往還②古道の面影が残る矢倉沢往還を歩く」は、一般39名、スタッフ11名の計50名の参加者でした。

矢倉沢往還の当時の面影が残る道筋では、村を護ってくれた神様に感謝する
石造物が、近郷の方によって今も大切にされています。

◆『雨岳文庫と伊勢原の民権家たち』

民権講座の新たな形 (雨岳民権の会)

第3回湘南社自由民権資料展「伊勢原の近代化と民権家群像」開催期間中の9/19(土)、特別企画として郷土の民権家たちについて学び合う場を設け、38名の方々に参加していただきました。

まず、当財団の津田専務理事を講師に、山口左七郎ほか山口家各当主が農村の近代化に果たした役割などについて学びました。

次に、地方農学の開拓者で農民生活の改善に尽力し小学校の検定教科書まで著した山口書輔の曾孫に当たる山口義文様の奥様の山口さく様と山口左七郎の子孫となる当財団の山口匡一顧問のお二人から、書物からは知ることのできない視点からの貴重な話を伺いました。

埋もれた郷土史 が掘り起こされ、伊勢原の近代化に尽力した民権家の姿に光が当てられました。

厚木出身、地方農学の開拓者で農民生活の改善に尽力され小学校の検定教科書まで
著された山口書輔氏の曾孫のご当主の奥様、山口さく様からは内輪のお話しが。

◆来賓をお招きして  (雨岳ガイドの会)

伊勢原市市制施行50周年記念企画展「浮世絵でみる大山詣り」の開催に先立ち、お世話になった方々に感謝を込め、10/25(月)に「内覧会」を行い、日頃ご支援をいただいている伊勢原市関係の皆様や市民活動団体でご活躍の皆様など、計34名の方々に展示をご覧いただきました。義家衆議院議員からは祝文を、渡辺県議からは祝辞をいただきました。

スタッフ一同も入れていただいた記念撮影です。シャッターを落とす短い時間ですが、
マスクを外させていただきました。

―環境の整備―

◆山口家住宅の清掃や資料の掘起し

毎月一回、「山口家総点検」と称して、有志の皆さんが、山口家住宅のケヤキの大黒柱磨きや清掃とともに、隠れた資料を掘り起こしたり、情報共有しながら学び合う活動を行ったりしています。節句の時期には、明治期の鯉のぼりやひな人形を飾る活動などもしてくれています。

◆二の鳥居周りの花植え (雨岳文庫クラブ)

10/24(日)、今年も伊勢原市から頂いた花を二の鳥居の周りなどに植えました。

 また、翌日に予定されていた資料館での企画展「浮世絵で見る大山参り」の内覧会に向けて、山口家住宅の前庭等をきれいにしました。

―雨岳文庫の施設や環境の利用―

雨岳文庫及び山口家所有の施設・環境や備品などを友好団体に貸し出し、さまざまな活動やイベントに利用していただいています。

◆青空おはなし会 (おはなしばる~ん)

7月から10月までの間に不定期で「青空おはなし会」が行われました。

10/12(火)、爽やかな微風が心地よい山口家住宅の裏山の梅の木の下で、3組のご家庭のお子さんたちが伸び伸びと「おはなしばる~ん」の皆さまの巧みな指芝居やお話し、紙芝居に引き込まれていました。

最終回の10/27(水)は、残念ながら雨模様だったので、山口家住宅の隠家的な存在である「旧鈴木喜三郎邸(田村家離れ)」で行われました。

◆秋の雨岳文庫に行こう

11/5(金)、秋晴れの下、雨岳文庫周りの畑で比々多小学校の30名の皆さんが校外学習を行いました。学習テーマは「自分のことは自分でする」「すすんで挨拶する」「いっぱい楽しもう」です。

学校から山口家住宅までの片道約1時間を頑張って歩き、主屋前では大きな声で挨拶、自分の持ち物は自分で点検、芋ほりや虫取り、栗拾い、木登りをいっぱい楽しみ、目標は見事に達成できました。

春、植えた苗がこんなに大きなお芋に成長していました。

◆市のHPに動画で登場 (雨岳自然の会)

伊勢原市の「COOL CHOICE」事業の一環で、地球温暖化抑制など「環境」をテーマに活動している団体として「雨岳自然の会」が選ばれ、市のHPでその活動の様子が紹介されています。

紹介の投稿

◆林家たけ平独演会  (厚木たけ平の会)

12/4(土)、恒例の林家たけ平師匠の落語独演会が代官屋敷・山口家住宅にて開かれました。演目は、年の瀬に相応しい人情噺「芝浜」で、15名の観客が噺に引き込まれました。

◆そば打ち体験   (自然塾丹沢ドン会)

12/11(土)、山口家住宅のチャノマではドン会の36名の皆様が蕎麦打ちを楽しまれ、その合間には主屋と資料館の企画展の浮世絵を熱心に見学されました。

江戸時代の代官所のドマでは現代人が蕎麦づくりに、お味は何時のじだいのもの
でしょうか?

―伝統文化の継承―

◆松の「菰(こも)巻き」

11/7(日)の立冬の日、県立技術校で講師をされていた瀬戸様(友の会会員)の手で松の菰巻きが行われました。下から七・五・三と巻かれ、結び目はキリッとしたオトコ結びで、伝統的な「菰巻き」は、晩秋の日本の風物詩です。

◆年末の大掃除

皆さんのおかげで新年を迎えられます。

 

 

2021年春から夏への活動

ー研究・研修や学習の場―

◆文化財ウォーク (雨岳ガイドの会)

参加者全員の体温測定・マスク着用、説明者の対面時の距離の確保など、対策をとりながらの実施です。ウォーク終了時に次回の予約をして下さる熱心な参加者も多数いらっしゃいます。

  • 6/19(土)の「青山通大山道(上粕屋~大山)」は、小雨の中でのウォークになりましたが、26名の一般参加者とスタッフ10名の合計36名にて実施しました。上粕屋の子易明神(比比多神社)から旧這子坂経由で阿夫利神社社務局まで歴史探索を行いました。途中で雨も上がり、昼休みには「大山寺縁起」の紙芝居を行いました。
昼休みの大川小学校では大山寺縁起の紙芝居が語られています。
  • 7/17(土)、「大山寺と阿夫利神社」の参加者は一般28名、スタッフ10名の計38名でした。熱中症を避けるためにケーブルカーを使うなどの対策を講じました。茶湯寺では涅槃姿のお釈迦様を直接拝観いただける機会に恵まれました。梅雨明けの晴天の中、阿夫利神社下社からは江の島が遠望できました。

◆湘南社自由民権資料展(雨岳民権の会)

コロナ対策を講じながら、第3回湘南社自由民権資料展「伊勢原の近代化と民権家群像」が開催されています。今回の資料展は伊勢原地域の民権家群像に焦点をあてながら、伊勢原の近代化という歴史の中で民権家の実像に迫るものとなっています。資料展初日には、渡辺紀之県議も駆けつけて下さいました。9/26(土)まで。(土・日のみ)

―環境の整備―

◆家周囲の草取りなど(雨岳文庫クラブ)

 7/25(日)、月に一度の環境整備では、暑い日差しの中、庭の整理と茶畑のツル取りが行われました。

―雨岳文庫の施設や環境の利用―

雨岳文庫及び山口家所有の施設・環境や備品などを友好団体に貸し出し、さまざまな活動やイベントに利用していただいています。

◆林家たけ平独演会  (厚木たけ平の会)

6/26(土)に第5回林家たけ平(真打)落語独演会が開催されました。お客さんの一人の情報により、たけ平師匠は、急遽演目を変更されたそうです。

◆青空おはなし会 (おはなしばる~ん)

7月から不定期に「青空おはなし会」が行われています。古民家で、指人形遊びや紙芝居、絵本など、「おはなしばる~ん」の方々の楽しい語りに子どもたちは引き込まれていました。

ぞうさんとそのお友達の動物の楽しいお話しの紙芝居です。

10月まで不定期に開催されます。気持ち良い秋の青空のもと、木陰で楽しいおはなし会が出来ると良いですね。(P4「これからの活動予定」参照)

◆梅干しづくり      (山佐農園)

今年は、例年より10日ほど早い収穫で、約4tの梅を塩漬けしました。1か月半程漬けた後、梅雨明けを待って、雨岳文庫の前庭で土用干しが始まりました。

◆夏の西富岡の畑で  (雨岳自然の会)夏本番の猛暑の中、熱中症に十分気をつけながらの農作業です。野良仕事は大変ですが、メンバーの皆さんは収穫の喜びを感じながら楽しんで取り組まれているようです。

からの活動等の報告

ー研究・研修や学習の場―

◆文化財ウォーク (雨岳ガイドの会)

3月まで中断していた「文化財ウォーク」が4月より再開されました。参加者全員の体温測定・マスク着用、説明者の対面時の距離の確保など、対策をとりながらの実施です。

「有鹿神社」では、何とパンダ姿の宮司が迎えて下さいました。

相模国13座の一つで奈良時代から存在し、水神様を起源とすると伝わる
「有鹿神社」では、何とパンダ姿の宮司が私たちを迎えて下さいました。
  • 4/17(土)の「青山通大山道(海老名~厚木)」では、延喜式内社・有鹿神社、国史跡・相模国分寺、鎌倉御家人・海老名氏ゆかりの地、矢倉沢往還・国分寺を訪ねました。天気予報では悪天候でしたが、当日は曇りと小雨の中のウォークとなり、一般参加者16名とスタッフ11名、合わせて27名でコロナ対策を行いながら楽しくウォークを行いました。

 

◆湘南社民権散歩  (雨岳民権の会)

3/27(土)、「第5回湘南社民権散歩」が行われ、秦野方面に行きました。一般参加者28名とスタッフ10名が小グループに分かれて曽屋神社から弘法の清水まで歩きました。

当日は秦野の複数の歴史研究グループの参加や協力もいただき、詳細なお話などを伺うことができました。

―環境の整備―

◆家周囲の草取りなど(雨岳文庫クラブ)

 雨岳文庫クラブの皆さんは月に一度、雨岳文庫の環境整備を行ってくれています。3月には、伸び始めた雑草取りを行ったり、梅園の散策路を撤去したりしました。

 メンバーの中には、自主的にお茶畑や二の鳥居周りの花壇の草取りなどをしてくれていたり、伸びた樹木の枝を整理してくれたりしてくれている方たちもおり、このような方たちのおかげで雨岳文庫の環境が保たれています。

 

―雨岳文庫の施設や環境の利用―

雨岳文庫及び山口家所有の施設・環境や備品などを友好団体に貸し出し、さまざまな活動やイベントに利用していただいています。

 

◆筍掘り         (山佐農園)

今年は3月末から筍が出始めました。知り合いの家族が子連れで筍掘りの手伝いをしてくれました。

◆西富岡の畑で     (雨岳自然の会)

雨岳自然の会では土日を中心に西富岡の畑で野菜作りなどを行っています。

3/14(日)には、椎茸の菌駒打ち、沢庵の樽開けなど、3/27(土)には、いろいろな初夏野菜の作付け準備など、仲間たちと、密にならずに、お花見を兼ねての野良仕事はリフレッシュになるようです。収穫野菜を使ったごちそうも美味しそうですね。

 

◆二ホンミツバチの分蜂

雨岳文庫の梅畑には二ホンミツバチの巣が置かれており、梅の開花時期には、このハチたちが梅の受粉を手伝ってくれています。

3/31(水)の昼過ぎに、「分蜂」が観察できました。春になると、新しい女王バチが生まれ、その母親の女王バチは、働きバチの約半数を連れて巣を飛び出し、新たな場所に巣を作るのだそうです。これが“分蜂”です。ちなみに、昨年は4/11に分蜂を確認しています。

年度の切り替えである3月の末日に、このような姿を見ることが出来たことに、深い感慨をおぼえました。

 

◆林家たけ平独演会  (厚木たけ平の会)

4/30(金)に第4回林家たけ平(真打)落語独演会が開催されました。師匠は観客を自然に話の中に誘導しながら人々の機微に触れる噺でした。「若旦那の恋煩い」の語りに引き込まれた聴衆の皆さんは、コロナ感染による息苦しさから解き放された1時間半では無かったでしょうか。

 

*昨年夏から秋の活動等の報告*

―山口家住宅リフレッシュ計画―

◆金砂子(金箔)の輝きが戻る

書院造りの「奥の間」の床の間、脇床、襖の修繕が行われました。痛みの激しかった表装も職人さんの手によって汚れが落とされ、下部に散りばめられた金砂子(金箔)は光を受けて美しく輝くようになりました。ぜひ一度、山口家住宅にお越しください。

なお、修復作業の様子や職人さんから伺った説明などは以下に詳しく載せていますので、ぜひご覧ください。
→  201025 書院の間の襖が修復されました。

ー研究・研修や学習の場―

雨岳文庫では、所蔵資料の整理や古文書の調査研究などを行っています。また、一般の方が参加できる学習の場も用意しています。

◆第6回 湘南社 民権講座(雨岳民権の会)

10/31(土)に行った「第6回 湘南社 民権講座」は通常とは趣向を変え、コロナなどで閉塞感のある世の中を明るく笑い飛ばし参加者に元気になっていただきたいという思いで、『現代の自由民権を歌う』と題して、カンカラ三線・演歌師の岡 大介氏をお迎えしました。明治の自由民権派の演説を政府から禁じられたため、演説の代わりに「オッペケペ」節で社会風刺を歌い、世に訴えたものです。なお、最後に歌われた『湘南社ソング』は雨岳民権の会のIさんが作詞をし、岡氏に歌っていただきました。現在、YouTubeに動画がアップされています。

今回は、コロナ対策で参加者数を抑え、一般20人、会員21人でした。土間の観客席や室外の立見席を設けるとともに、演者と聴衆の間にはビニールの幕を設置しました。また、横浜の会員の方からアクリル板などをご寄附いただき、受付場所で使わせていただきました。
→ 201031 第6回・湘南社・雨岳民権講座のご紹介

◆文化財ウォーク (雨岳ガイドの会)

中断していた「文化財ウォーク」が9月より再開されました。参加者全員の検温、消毒、マスク着用、対面時の距離の確保などの対策をとりながら行っています。

  • 9/19(土)、『上粕屋(雨岳文庫)周辺』は、27人の一般参加者とスタッフ12人で行いました。太田道灌ゆかりの五霊神社では新たな発見もあったようです。
  • 10/17(土)、『岡崎城址とその周辺』は寒い雨天でしたが、40人(一般28人、スタッフ12人)が元気良く史跡を巡りました。今回は特に串橋の歴史探索グループ7人の方に参加いただきました。紫雲寺のご住職のご厚意で本堂に上がらせていただき説明をいただく機会にも恵まれました。→ 201017 前期・後期の岡崎城址を訪ねました。
  • 11/21(土)の『池端から下糟屋』は、小学生を含む一般37人とスタッフ12人で小春日和の中を歩きました。平安時代末には下糟屋に「糟屋荘政所」が置かれ、西相模全体の政務を統括したそうです。また、鎌倉時代から室町時代前半には糟屋有季が、室町時代後半から戦国時代には太田道灌が活躍したと思われる「丸山城」、江戸後期にロシアからの圧力回避と北の大地の安寧を願い蝦夷地に向かった僧たちの苦難の歴史など、この地の様々な歴史にふれることが出来ました。→  201121 糟屋宿に宿る歴史を訪ねました。
  • 12/19(土)、51人(一般40人、スタッフ11人)が3班に分かれ、『金目観音とその周辺』を訪ねました。文化財の宝庫・金目観音、源頼朝の旗揚げ時の伝説の勇者・真田与一ゆかりの地、熱心な自由民権運動と地域の学校教育の原点となる地です。与一堂では、源頼朝旗揚げの戦いで若き与一と共に無念の最後を遂げた陶山文三のご子孫の陶山氏から直接ご説明をいただく幸運にも恵まれました。→ 201219「金目観音とその周辺」を訪ねました。

 

―雨岳文庫の施設や環境の利用―

雨岳文庫や山口家が所有する施設・環境などを友好団体に貸し出し、さまざまな活動やイベントに利用していただいています。

 

◆校外学習 (伊勢原市立比々多小学校)

10/16(金)、地元の小学校の皆さん50名が来園されました。今年はコロナの関係もあり短い時間となりましたが、イモ堀り、栗拾い、落花生採り、木登り、虫取りなど、普段の生活では経験できない活動を、広々としたオープンスペースの山口家の梅林と畑で行いました。久々に巣ごもりから解放され、思い思いの時を過ごせたようです。

→ 201016 比々多小の皆さんの校外学習

◆伊勢原の文化や自然を大切に!(雨岳自然の会)

雨岳自然の会では、大山山麓の伊勢原の生活文化や自然環境を大切にし、自然と土と作物と花と生物に親しむ活動を行っています。

10/18(日)、西富岡の畑で採れたご馳走で、秋のイベント『収穫祭』を楽しみました。→ 201018【雨岳自然の会】西富岡の畑で秋の収穫祭

 

◆林家たけ平独演会  (厚木たけ平の会)

12/12(土)、真打 林家たけ平師匠による落語『暮れに聴く人情噺』が行われました。

博打に明け暮れた父親の改心劇が、様々な登場人物が織りなす人間模様とともに機微を交えた語り口で語られ、聴衆が引き込まれた1時間でした。→ 201212 第3回林家たけ平独演会が開催されました。

コロナを警戒し、人数制限とともに、高座と聞き手13人がそれぞれの距離を保った中で開催されました。

―伝統文化の継承―

◆菰(こも)巻き

立冬の翌日、前庭の松の木の『菰(こも)巻き』が、元県立平塚技術学校講師の瀬戸隆志氏によって行われました。→ 201108 山口家の庭の松に「菰巻き」がされました

結び目や巻き方は伝統に基づいています。立冬に菰巻きを行い、啓蟄に藁を外し燃やすのを目安としているそうです。

菰巻きは藁の中に産み付けられた虫の卵を駆除するのが目的ですが、雨岳文庫の藁には殆ど卵は無く、むしろ「風習の継続」という思いで行っているとのことです。

 

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