*夏から秋の活動等の報告*

―山口家住宅リフレッシュ計画―

◆金砂子(金箔)の輝きが戻る

書院造りの「奥の間」の床の間、脇床、襖の修繕が行われました。痛みの激しかった表装も職人さんの手によって汚れが落とされ、下部に散りばめられた金砂子(金箔)は光を受けて美しく輝くようになりました。ぜひ一度、山口家住宅にお越しください。

なお、修復作業の様子や職人さんから伺った説明などは以下に詳しく載せていますので、ぜひご覧ください。
→  201025 書院の間の襖が修復されました。

ー研究・研修や学習の場―

雨岳文庫では、所蔵資料の整理や古文書の調査研究などを行っています。また、一般の方が参加できる学習の場も用意しています。

◆第6回 湘南社 民権講座(雨岳民権の会)

10/31(土)に行った「第6回 湘南社 民権講座」は通常とは趣向を変え、コロナなどで閉塞感のある世の中を明るく笑い飛ばし参加者に元気になっていただきたいという思いで、『現代の自由民権を歌う』と題して、カンカラ三線・演歌師の岡 大介氏をお迎えしました。明治の自由民権派の演説を政府から禁じられたため、演説の代わりに「オッペケペ」節で社会風刺を歌い、世に訴えたものです。なお、最後に歌われた『湘南社ソング』は雨岳民権の会のIさんが作詞をし、岡氏に歌っていただきました。現在、YouTubeに動画がアップされています。

今回は、コロナ対策で参加者数を抑え、一般20人、会員21人でした。土間の観客席や室外の立見席を設けるとともに、演者と聴衆の間にはビニールの幕を設置しました。また、横浜の会員の方からアクリル板などをご寄附いただき、受付場所で使わせていただきました。
→ 201031 第6回・湘南社・雨岳民権講座のご紹介

◆文化財ウォーク (雨岳ガイドの会)

中断していた「文化財ウォーク」が9月より再開されました。参加者全員の検温、消毒、マスク着用、対面時の距離の確保などの対策をとりながら行っています。

  • 9/19(土)、『上粕屋(雨岳文庫)周辺』は、27人の一般参加者とスタッフ12人で行いました。太田道灌ゆかりの五霊神社では新たな発見もあったようです。
  • 10/17(土)、『岡崎城址とその周辺』は寒い雨天でしたが、40人(一般28人、スタッフ12人)が元気良く史跡を巡りました。今回は特に串橋の歴史探索グループ7人の方に参加いただきました。紫雲寺のご住職のご厚意で本堂に上がらせていただき説明をいただく機会にも恵まれました。→ 201017 前期・後期の岡崎城址を訪ねました。
  • 11/21(土)の『池端から下糟屋』は、小学生を含む一般37人とスタッフ12人で小春日和の中を歩きました。平安時代末には下糟屋に「糟屋荘政所」が置かれ、西相模全体の政務を統括したそうです。また、鎌倉時代から室町時代前半には糟屋有季が、室町時代後半から戦国時代には太田道灌が活躍したと思われる「丸山城」、江戸後期にロシアからの圧力回避と北の大地の安寧を願い蝦夷地に向かった僧たちの苦難の歴史など、この地の様々な歴史にふれることが出来ました。→  201121 糟屋宿に宿る歴史を訪ねました。
  • 12/19(土)、51人(一般40人、スタッフ11人)が3班に分かれ、『金目観音とその周辺』を訪ねました。文化財の宝庫・金目観音、源頼朝の旗揚げ時の伝説の勇者・真田与一ゆかりの地、熱心な自由民権運動と地域の学校教育の原点となる地です。与一堂では、源頼朝旗揚げの戦いで若き与一と共に無念の最後を遂げた陶山文三のご子孫の陶山氏から直接ご説明をいただく幸運にも恵まれました。→ 201219「金目観音とその周辺」を訪ねました。

 

―雨岳文庫の施設や環境の利用―

雨岳文庫や山口家が所有する施設・環境などを友好団体に貸し出し、さまざまな活動やイベントに利用していただいています。

 

◆校外学習 (伊勢原市立比々多小学校)

10/16(金)、地元の小学校の皆さん50名が来園されました。今年はコロナの関係もあり短い時間となりましたが、イモ堀り、栗拾い、落花生採り、木登り、虫取りなど、普段の生活では経験できない活動を、広々としたオープンスペースの山口家の梅林と畑で行いました。久々に巣ごもりから解放され、思い思いの時を過ごせたようです。

→ 201016 比々多小の皆さんの校外学習

◆伊勢原の文化や自然を大切に!(雨岳自然の会)

雨岳自然の会では、大山山麓の伊勢原の生活文化や自然環境を大切にし、自然と土と作物と花と生物に親しむ活動を行っています。

10/18(日)、西富岡の畑で採れたご馳走で、秋のイベント『収穫祭』を楽しみました。→ 201018【雨岳自然の会】西富岡の畑で秋の収穫祭

12/6(日)には、米麹ともち米を60℃で醗酵させ20時間ほど置いた甘麹を使い、大倉大根の『ベッタラ漬け』の本漬作業とともに、練馬大根は沢庵にするために干しました。→ 201206 べったらの本漬&沢庵大根の収穫・干し作業

本漬けから2週間後の19日(土)、いよいよベッタラ漬けの樽開けです。今年は特に美味しくできたようです。お裾分けいただいたベッタラ漬けは最高の味でした。→  201219 べったら漬樽開け・沢庵本漬・大掃除

◆林家たけ平独演会  (厚木たけ平の会)

12/12(土)、真打 林家たけ平師匠による落語『暮れに聴く人情噺』が行われました。

博打に明け暮れた父親の改心劇が、様々な登場人物が織りなす人間模様とともに機微を交えた語り口で語られ、聴衆が引き込まれた1時間でした。→ 201212 第3回林家たけ平独演会が開催されました。

コロナを警戒し、人数制限とともに、高座と聞き手13人がそれぞれの距離を保った中で開催されました。

―伝統文化の継承―

◆菰(こも)巻き

立冬の翌日、前庭の松の木の『菰(こも)巻き』が、元県立平塚技術学校講師の瀬戸隆志氏によって行われました。→ 201108 山口家の庭の松に「菰巻き」がされました

結び目や巻き方は伝統に基づいています。立冬に菰巻きを行い、啓蟄に藁を外し燃やすのを目安としているそうです。

菰巻きは藁の中に産み付けられた虫の卵を駆除するのが目的ですが、雨岳文庫の藁には殆ど卵は無く、むしろ「風習の継続」という思いで行っているとのことです。

 

Total Page Visits: 0 - Today Page Visits: 0