主催の雨岳民権の会からの投稿です。
(1)3月24日(金)、「小笠原(おがさわら)東陽(とうよう)と耕餘(こうよ)塾(じゅく)跡」をテーマに藤沢辻堂駅に集合。午前中は学習会。午後から羽鳥地域を歩きました。
参加者は23名。汗をかいて歩きましたが、終了後に雨が降り始めました。
(2)今回は三嘴家住宅跡、耕餘塾跡、一の鳥居、浮世絵館など見学しました。(1~4写真参照)
明治期の羽鳥村に耕餘塾という私塾が小笠原東陽によって建てられます。当時県内で最も有名な私塾で、多くの民権家を輩出し、吉田茂も卒業生でした。東陽を招いたのは羽鳥村の名望家・三嘴八郎右衛門でした。
東陽は日頃「平民は天民(賢者なり」、「天民は不羈(何物にも束縛されず、自由であること)なり」と口にしていたといわれます。
(3)現地風景
1.明治郷土史料室(藤沢市明治市民センター内)で三嘴家と耕餘塾(こうよじゅく)に関する学習会風景
2.三嘴家住宅(国登録有形文化財)の跡地付近に建てられた記念碑。
数日前に除幕式が行われ、解体された住宅は移築計画があるという。
3.東海道から大山道へ入る藤沢・四谷に立つ「一の鳥居」。「二の鳥居」は雨岳文庫の傍に立っている。
4.解体前の三嘴家住宅(2022年10月11日撮影、最近解体されたという)。
民権散歩当日、約1000㎡の敷地は更地となり、6区画の分譲地のための工事の最中であった。
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