雨岳ガイドの会では恒例の文化財ウォーク「池端から下糟屋」を6/17(土)に行いました。一般参加者28人、スタッフ13人、計41人のウォークでした。このウォークを担当したグループからの投稿を以下に紹介します。
▼ウォーク出発地の公園では、当会顧問による好評のミニ講座を行いました。今回は『何故!伊勢原の禅僧が蝦夷地に』を聞き、予備知識をもって出発しました。
▼蔵福寺には国泰寺の6世として蝦夷地に赴任し、7年の厳しい任務を終え帰国直前に病で亡くなった香国和尚と弟子の啓巖和尚のお墓があります。写真は国泰寺に赴任時に荷物につけた荷札です。葵の紋が書かれています。200年前の実物が大切に保管されていました。
▼普済寺には、高部屋神社の別当時であった神宮寺(廃仏毀釈により廃寺)から移築された多宝塔があります。国泰寺5世の文道和尚の志が刻まれており、地元の人々が大切に守ってきました。多宝塔の基礎には蝦夷地の寄進者を含め700余人の名前が刻まれており、当地の人からも敬われておりました。
▼高部屋神社の境内は何時もながらきれいに整備されていました。長い歴史を誇る式内社の立派な社殿を見学しました。暑い日でしたが手入れの行き届いた木々の陰は涼しい風が通り、一息つくことができました。
*次回のウォークは少し先になりますが9/16(土)に文化財の宝庫の金目観音、家康が防災のために築かせた大堤を訪ねます。詳細は添付のチラシをご覧ください。
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