11/13(日)雨岳文庫山口家住宅にて開催された第8回湘南社民権講座”盲目の民権家・府川謙斎”のご紹介です。一般参加36名、府川謙斎のご子孫9名、スタッフ10名の計55名が集いました。主催された雨岳民権の会の豊からの紹介文と写真5枚による講座の紹介を致します。
平塚出身の民権家・府川謙斎は盲目の民権家として一部では知られていましたが、全貌は全く知られていませんでした。ある時期、突然、神奈川を去り東京へ転居しますが、その後、消息不明となっていました。ところが謙斎は土佐(高知)で民権家として大活躍をし、その後、三重県津市の「津観音」で生涯を閉じていたことがわかりました。このことは、謙斎の子孫・木下蜜運さんの書物で知ることができました。神奈川から忽然と消えてしまった謙斎が今によみがえった感動を覚えました。
今日(11/13)は、謙斎の5名のご子孫が東大阪市・三重県津市・静岡市・東京から参加されました。神奈川で行動を共にした民権家のご子孫、また山口家当主も参加されました。
当時の民権家たちはどう生きていたのでしょうか。現代の私たちに何を語りかけているのでしょうか。ささやかな企画でしたが、多くの方々に支えられて、何とか終えることができました。ありがとうございました。
▼講演は「NPO法人ガチャパンと共に生きる会」の鷹林茂雄様により行われました。
▼雨岳民権の会の豊から府川謙斎のご子孫に巡り合えた経過の紹介がされました。
▼明治14年に発足した民権結社「湘南社」の「上粕屋講学所」の会場となったこの家の現代の主・山口匡一第11代当主です。8代当主がこの活動に大きく関わりました。
▼鷹林茂雄様の講演後、ご子孫の一人である学校法人東海大学名誉顧問の高橋様から本日集合されたご子孫の紹介がありました。
▼当家の主・山口匡一と講演者・鷹林様、府川様のご子孫の方々です。ご子孫の方々からは、本講座にて先祖が社会に多大な貢献をしていたことを初めて知ったと感激されていました。
*当講座の詳しいことは下記の資料展で解説されています。