雨岳ガイドの会の恒例の文化財ウォークでは10/15に「三ノ宮とその周辺の文化財を訪ねる」を行いました。好天の下、参加者32名とスタッフ13名で歩きました。ウォークの主テーマは〇子供の無事な成長を願う廻り地蔵「保国寺」〇古墳から豪華な副葬品が出土している三ノ宮は王家の谷?〇その証拠は「三之宮郷土博物館」でした。少ない写真ですがウォークの一端をご紹介します。
▼当会の顧問からこの地区の古墳から出土されている副葬品は他地区のものより卓越する物が多く、三ノ宮には相武国の首長(王)の存在が考えられ、馬具の一部は東ヨーロッパのトラキア王国からのものと思われることから、もしかしたら”シルクロードの終着点は三ノ宮かも”と本日のウォークのブリーフィングを手製の地図にて行いました。
▼保国寺の地蔵堂の前では江戸時代の住職が子供の無事な成長を願い近郷100ケ村に勧請した「まわり地蔵」を説明しています。この風習は現在も一部の集落では引き継がれています。
▼恵泉女学園大学建設時に発見された埒面古墳です。古墳はかって直径40mの規模を有し、相模有数の権力者の存在を物語ると説明されています。
▼式内社・相模國13座の1社「三ノ宮比々多神社」の「郷土博物館」では、古墳からの出土した副葬品の実物を見学し、この地区が如何にロマン溢れた場所で有ったかに思いを馳せています。
▼矢倉沢往還と三之宮比々多神社の分岐点であることを示す石碑説明です。矢倉沢往還はこの写真の向正面からここにて右側に90度曲がって行きます。その理由を想像しながらの説明です。
*次回のウォークは「鎌倉殿の13人」とも繋がりがある「日向薬師とその周辺」です。詳細は添付のチラシを参照ください。共に歩きましょう! ➂ちらし⑨日向薬師
雨岳文庫では下記の催しが順次開催されますので連れ立って是非ご来訪下さい。
*10/8~12/10の土・日曜日:自由民権資料展
*10/29(土)勾玉づくり(おはなし会、主屋案内も有)
*11/13(日)講演「盲目の民権家 府川謙斎の生涯」
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