220522 山口家住宅にて柳生心眼流のご披露です。

上粕屋の山口家の5代当主は柳生心眼流の免許皆伝者です。この皆伝書の取り持つ縁により古都鎌倉で当流派を長く続けられている鎌倉練武会の剣士8名が山口家に来訪され、主屋に展示されている武具や扁額をご覧になり、歴史の紡ぐ関係を感じ取られ、前庭で柳生心眼流の演武を披露いただきました。柳生心眼流は江戸幕府の剣術指南をされた柳生但馬守宗矩から認定された武術でです。少ない写真ですが本日の練武の模様を紹介します。

▼鎌倉練武会大舘代表と山口家11代当主匡一様、お二人のご挨拶です。   大舘代表は柳生心眼流の師範であり、講道館柔道7段の腕前です。

▼山口家に残されいる免許皆伝書(皆伝巻)の紹介を写真で行っています。5代当主は江戸後期の天明7年(1787) に27歳で免許皆伝を授与されています。

▼先ずは6尺棒による武術の披露です。6尺棒は山口家住宅のチャノマに武具として飾られています。

▼次は木刀による武術の披露です。この木刀は真剣より重いものだそうです。

▼最後は武具なしで師範と師範代の接近戦です。師範代は講道館柔道4段の腕前でもあります。まさに生き残りをかけてその時の状況により持っている術を全て出し切るための武術ですね。

*このような歴史ある武術が古都鎌倉にて引き継がれていること、この武術が江戸末期の設えを持つ代官屋敷で行われることに歴史の繋がりを感じます。かっての春色フェスタのようなイベントがあるときには是非鎌倉練武会の皆様に出演いただき多くに方にこのような歴史の繋がりを感じていただきたいですね。

 

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