251105 山口家住宅では秋の特別公開が行われました

久しぶりの秋空の下、雨岳文庫山口家住宅では11月1日の「夜の古民家探検」に続き、11月2,3日の両日、「秋の特別公開」が行われましたので紹介します。

▼主屋1階の書院の間の床の間には、この地を治める旗本間部(まなべ)家の家紋が入った鎧兜が展示されました。山口家はこの旗本間部家を支える主たる名主でした。

▼ドマには代官所の火消道具一式が展示されました。竜吐水、水鉄砲、鳶口、手前に飾られているのは防火コートです。コートには山口家の家紋「片葉折れの茶の実紋」が見えます。

▼右側の写真は防火コートを後ろから写したものです。防火頭巾には山口家のもう一つの家紋「山の記号」の下に7代目当主・山口左助様の「左」が入った「ヤマサ」を見ることができます。生地は耐火性能に優れた皮でしょうか?女性が着ているジャケットは防火服を再利用して作られています。袖の付け根にも「ヤマサ」の家紋が見えます。

▼間部家家紋の入った裃と、山口家家紋の入った紋付です。(山口家家紋の入った裃も残っています。)

▼この両日、住宅の主屋の案内と、周辺の史跡巡り「七所めぐり」もされました。23人の方が見学をされ、家の造作の素晴らしさを堪能されました。
下側の写真は最終日、このイベントを支えていただいたスタッフの反省会と感謝の集いです。2日間で20名の方が協力くださいました。有難うございました。 

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