雨岳文庫・山口家住宅では「おはなしばる~ん」主催の「青空おはなし会」が実施されました。開催日7/8(木)は残念なが小雨交じりの天候でしたので、青空の下ではなく主屋の代官所の座敷にて行われました。コロナ対策の影響もあり本日は2歳のお嬢さんとお母様のみの参加でしたが、スタッフ9名と共に、指人形遊びや紙芝居、絵本、白板での物語の展開などのお話しで、2歳のお嬢さんはとても満足して帰られたようです。

雨岳文庫・山口家住宅では「おはなしばる~ん」主催の「青空おはなし会」が実施されました。開催日7/8(木)は残念なが小雨交じりの天候でしたので、青空の下ではなく主屋の代官所の座敷にて行われました。コロナ対策の影響もあり本日は2歳のお嬢さんとお母様のみの参加でしたが、スタッフ9名と共に、指人形遊びや紙芝居、絵本、白板での物語の展開などのお話しで、2歳のお嬢さんはとても満足して帰られたようです。
まだ梅雨空が続き、気持ちよい夏にはまだ間がありそうですが、雨岳文庫西側の畑で「ど根性ひまわり11世」の花が咲き始めました。「ど根性ひまわり11世」は、2011年3月11日の東日本大震災の被災地である石巻で、津波にも塩害にも負けず力強く咲いた「ど根性ひまわり」がルーツです。「がんばろう石巻会」が「震災を忘れないために。また後の自然災害への警鐘として未来の子供たちに伝えていきたい。」という願いを込めて種を配布したのがもとになり、今年咲くと11回目の開花となります。ご覧ください。
6/26(土)、雨岳文庫・山口家で開催された真打・林家たけ平師匠の高座の模様です。当日は師匠の出身大学と同じ東海大学教授をされた方のお孫さんが落語を聴きに来られました。中学生になりますがこのお孫さんの名前に「トラ」の一文字があることを知った師匠は、急遽演目を「トラ」にに関するものに変更されました。腕はよいが心が籠った彫りが出来ない彫金師の噺です。殿様から発注された「刀の鍔」のダメ出しを何回もされ、2週間滝に打たれ断食の末、造られた「刀の鍔」は以前のものより出来が悪く、切腹を考えたのですが、殿様はこの作品を気に入られ、この彫金師は後に「龍と虎」の名前をいただき、大成したとういう噺です。3つ目の写真は師匠から送られたフアンとの一コマです。
*次回は12/4(土)を予定しています。ご期待下さい。
公益財団法人・雨岳文庫・山口家住宅の2階の数寄屋造りの間が修復に入りました。昨年実施された1階の書院造りの間に続く修復工事です。修復の主題は当時の最高級の造りの「貼りつけ壁」の修復です。2階の「主室(通称殿様の部屋)」に続き「次の間」も修復しますので工期は7月末までの予定です。この期間、主屋案内は継続しますので文化財の修復とはどのようなものであるのかを見学できる貴重な機会かも知れません。
壁紙のシミが無くなり、金砂子が輝きを増すことが楽しみです。
雨岳文庫・山口家住宅の梅園では梅の実の収穫作業の真っ最中です。5/中の小梅の収穫に続き、5/末には白加賀、現在は十郎、6/末は南高梅の収穫と続きます。掲載させていただいた写真は、完熟して木から落下した十郎梅を素早く集め、洗浄し、干した後に、塩漬けにした写真です。この後、長い塩漬け期間を置き、土用の3日干しを経て、美味しい梅が出来上がります。この梅園の特徴は、梅の木の下草を残すことにより、完熟・落下させた梅の実を傷つけることなく大切に回収し、おいしい梅干しに仕上げていることです。その一端をご覧ください。
お茶摘み・午後の部は、毎年参加しているベテランがお茶もみやさんの1釜分になるまで頑張って摘みました。午後3時過ぎには目標に達し、秦野の製茶工場に運びました。
GW後半の5/4(火・祝日)の山口家の茶園では友の会会員とそのご家族20名の皆様により茶摘みが行われました。茶園は梅園の中に作られています。茶葉が梅の木陰に半日ほど入ることにより柔らかさを増す工夫がされています。摘まれた茶葉は、製茶工場で製品にしていただき、参加された皆様にも配われます。茶摘みの開始にあたってベテランのご近所様より茶葉の積み方を教わった子供たちは目を輝かせていました。では柔らかな日差しの下での茶摘みの雰囲気を感じていただければ幸いです。
雨岳文庫ニュース27号を発行しました。→ニュース2021年5月号(第27号)
記事の中には、
雨岳文庫の足元に改めて焦点を当てる
当財団や雨岳文庫グループでは、雨岳文庫の原点である山口家住宅および山口家並びに地元である上粕屋や地域で活躍した人物などに焦点を当てた調査研究などを少しずつ進めています。
当財団・雨岳文庫グループの取組
○野﨑昭雄当財団理事長による山口家文書の調査・修復・整理。
○山口家住宅主屋内各部屋の整理と傷んだ襖や畳などの修繕。
○コロナの影響でストップしていた、山口家とゆかりの地など、近隣の7か所を巡る「雨岳文庫 七所めぐり」のコースづくりが津田政行当財団専務理事の手により完成。
①山口家住宅をスタートし、②五霊神社、③大山二ノ鳥居、④上行寺、⑤洞昌院・太田道灌の墓、⑥元屋敷跡、⑦山ノ神をめぐる、およそ4㎞のコース。
今後、参加者を募って楽しく巡る機会を作りたいと考えています。
○江戸後期から大正にかけての山口家の姿が彷彿される数点の資料を展示ケースに収蔵し、一般公開。(仮称「御座松常設展示」)
○山口家第7代当主である山口作助が江戸の間部家との間を頻繁に往復した記録にスポットを当てた調査研究。(ガイドの会&川島当財団評議員)
○山口家住宅が曳家前に建っていた場所である「元屋敷」の散策。(民権の会&山口靖之当財団監事)
4/30(金)に雨岳文庫・山口家主屋で第4回林家たけ平(真打)落語独演会が開催されました。何時ものように師匠は観客を自然に話の中に誘導しながら人々の機微に触れる噺でした。題目は「扇の的。歴史を深く刻んだ山口家で聴く源平盛衰記の一節。崇徳院。青春まっさかりの男女の恋物語を滑稽に描いた春を味わえる一席。」との情報を師匠からいただきました。師匠の熱い語りに引き込まれた聴衆の皆さんは、コロナ感染による息苦しさから解き放された1時間半では無かったでしょうか。たけ平師匠も「明治時代からの鯉のぼりが翻っているこのような古民家での語りは貴重な機会です。」と喜んでおられました。少ない写真ですがご紹介致します。20名の方が参加した独演会はコロナ感染対策を取った上で開催されています。
次回は6/26(土)です。江戸末期の代官屋敷でのこのような雰囲気を、また楽しまれたら如何でしょうか。