220118 山口家住宅の土蔵の記憶です。

山口家住宅中庭に面した土蔵の現在の姿にお別れすることになりました。長年に渡り土蔵の中の2万点に及ぶ古文書・古美術品・什器などを守ってきた瓦屋根ですが寄る年波には抗えず、この度屋根の修復に入ることになりました。ここに掲載した瓦屋根の写真はその最後の姿となりますので記録のために撮影したものです。新装なる屋根を有する土蔵がどのような姿になるのかが楽しみです。

この地域を治めていた旗本間部家のお殿様が好まれた景観と伝わる2階の部屋から
望む大山の遠望です。右側の白壁の蔵が土蔵です。

中庭からの土蔵の姿です。土蔵の手前右側の部屋は「主屋の離れ」です。
この部屋も国登録有形文化財に指定されています。左側の草木の中に見えるのは
「お稲荷さん」です。社の前には今は水が無い池があり、社も立派な造りです。
2階の瓦葺の屋根の現在の姿です。屋根瓦は未だ頑張っていますが痛々しいです。
開いている2階の窓と1階の白壁がら蔵の壁の厚さが感じられ、収蔵されたものが大切に守られてきました。1階の屋根瓦も痛々しく長年の労に感謝です。

 

 

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