主屋では国登録有形文化財の住宅に相応しく、明治時代と昭和時代中期の鯉のぼりと、昭和時代の五月人形が飾られました。明治時代の真鯉は約3間と大きく丈夫な布に手書きの色付けがされています。緋鯉は本染めの1間半のものです。昭和時代中期の真鯉と緋鯉は黄色が配されているものです。また住宅の奥座敷・書院の間には五月人形が飾られています。横に置かれている桃太郎人形は山口家11代のご当主のものだそうです。共に5月15日(日)まで飾られています。この鯉のぼりの下では、4月30日(土)には「林家たけ平(真打)の落語独演会」が、5月3日(火・祝日)には「せんみ凧作り」が行われます。是非訪ねていただき古の文化に触れてみて下さい。
矢車の下で各時代を物語る真鯉と緋鯉か主屋の大屋根の下でのびのびと泳いでいます。
続きを読む 220423 主屋では鯉のぼりと五月人形が飾られました。 →
雨岳ガイドの会では4/16(土)に開村の謎を訊ねて開村400年となった伊勢原を歩きました。ウォークの一部ですがご紹介します。当日は3年ぶりに開催された「日向薬師」の例大会の日でしたが、一般の方が29名も参加されスタッフ9名とともにミステリーウォークを楽しみました。
今回のウォークは伊勢原の開村のミステリーに触れるウォークであることが説明
されています。
続きを読む 220417 開村400年の伊勢原を歩きました。 →
雨岳ガイドの会では4/16(土)に文化財ウォーク「開村400年の伊勢原」を行います。何かと謎の多いい伊勢楢の生い立ちのミステリーに私達と共に歩き触れてみませんか?3/24にウォークの下見を行いましたので一部ですが紹介します。また大宝寺の和尚さんが発明したと言われる「せんみ凧」を作って、「飛ばそう」というイベントが5/3(火・祝日)に山口家住宅でありますので、お孫さんにも伊勢原の歴史イベントに触れていただいたら如何でしょうか!
詳細はチラシをご覧ください。 ウォーク: ⑤ちらし⑤ せんみ凧:せんみ凧
伊勢原駅にもう一つの踏切がありましたのをご存知でしょうか?
続きを読む 220406 謎を秘める伊勢原の開村を紐解きましょう! →
雨岳民権の会では3/27(日)に「武相の民権運動と民権家たち」を訪ねて一般参加者15名とスタッフ7名にてゆかりの深い町田市を歩きました。コロナ禍の中でもありできるだけ参加人数を少なくして実施しました。小田急線鶴川駅で下車、バスで町田市立自由民権へ行き、午前中は学習と常設展の説明を受けました。学芸員のわかりやすく、ユーモアある語り口に引き込まれました。午後から、民権運動家の墓碑、屋敷跡など見学しました。全体が森、池、都市公園として整備されており、多くは民権家たちの所有地や屋敷跡が活用されていました。多摩地域の民権運動と相模野民権運動がネットワークでつながりながら地域的特徴があることも理解できました。天候にも恵まれ、桜満開の下での民権散歩となりました。
① 町田市立自由民権資料館(町田市野津田にあり、民権家・村野常右衛門の所有地跡です)
続きを読む 220405 第6回湘南社民権散歩の報告です。 →
雨岳ガイドの会の3月のウォークでは「水陸交通の要所・厚木と渡辺崋山」を訪ねました。一般の方31名とスタッフ11名が3グループに分かれての歴史散策でした。天候も私たちのウォークの時だけ晴れ間もあり参加された方の普段の行いが反映されたのでしょうか。今回も本会顧問の「厚木の渡船場跡」の説明が好評でした。又岡田の「長徳寺」様ではウォーク者全員に飲み物とお菓子の準備をいただいたばかりか本堂にあげていただき、奈良の東大寺の棟梁を務めた手中明王太郎の手による建築の素晴らしさを堪能させていただきました。
相模川、中津川、小鮎川が合流するこの地は「厚木の渡し」と呼ばれ江戸時代から
交通の要衝でした。渡辺崋山もここを渡っています。
続きを読む 220321 厚木宿と渡辺崋山を訪ねました。 →
3月5日の今日は二十四節季でいう「啓蟄」です。昨年の「立冬」の11月7日に前庭の松の木に県立技術校にて講師をされておられた瀬戸様により巻かれた「菰」が「啓蟄」の今日、瀬戸様とご息女の手により外されました。「菰巻」は江戸時代に大名の庭園の松を護るために始められた習慣です。瀬戸様のお話では今は菰巻の中に松の木の害虫に成長する幼虫はいないそうです。古来からの風習を絶やさないための活動が山口家住宅では今日も行われています。
昨年11月7日に玄関前の松の木に巻かれた「菰」は「啓蟄」今日瀬戸様の手により
外されています。
続きを読む 220305 山口家住宅前庭での菰外しの模様です。 →
ウクライナ危機の昨近ですが、昨日3月3日は日本古来からの伝統を引き継ぐ「ひな祭り」でした。山口家住宅の奥座敷「書院の間」に飾られている「お雛様」が読売新聞の取材を受け、その記事が今朝の朝刊に掲載されましたので紹介致します。
3月4日の読売新聞の朝刊記事です。
続きを読む 220304 山口家住宅・書院の間の雛飾りが読売新聞で紹介されました。 →
江戸末期の代官所の設えの雨岳文庫山口家住宅の書院の間では昭和初期のお雛様が飾られています。また、住宅周りの梅林では梅の花が開花しています。寒い日々が続いていますが、早春の陽光を求めて咲いている梅花と、派手さは有りませんが昔懐かしいお雛様を訪ねて伊勢原市上粕屋の国登録有形文化財・山口家住宅を訪ねられたら如何でしょうか。浮世絵展もご覧になれます。
昭和8年のお雛様です。この内裏様のみ昔からの伝統に習い左側がお姫様です。
続きを読む 220223 山口家の昭和初期のお雛様です。 →
2/19(土)に雨岳ガイドの会では「大山道合流の地、道灌ゆかりの下糟屋・上粕屋」のご案内をコロナ対策を取りながら行いました。当日の天気予報は必ずしも良くなかったのですがウォーク中は雨も無く、一般参加28名の方々とスタッフ11名とで、平安時代から続く「糟屋庄」の道を歩き、蝦夷の平安の祈りを今に伝える「普済寺の多宝塔」、大住郡127ケ村の惣社をなしていた「高部屋神社」、太田道灌にゆかりの深い「大慈寺」「洞昌院」と道灌の墓地、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と道灌の活躍した時代の「城」と推定される「丸山城」、この地域の田畑に命の水を与えていた渋田川と千石用水を訪ねて歩きました。「大慈寺」では本殿にて「高部屋神社」では拝殿にて拝観させていただく機会をいただき感謝です。掲載写真は一部ですがご覧ください。
大慈寺の本殿では道灌持仏と伝わる聖観音坐像、道灌の位牌、貴重な写真の説明を
当会顧問から説明させていただいています。
続きを読む 220221 歴史ある下糟屋・上粕屋を歩きました。 →
本日2/17(木)は絶好の梅見日和でした。寒い日々が続いていることが影響しているのか少し梅の開花が遅れていますが、開花を始めた梅林散歩を兼ねて「小田急よりみち散歩」の10名の方々が山口家住宅と資料館で開催されている浮世絵展を見学されて行かれました。主屋の見学時の写真は有りませんが、浮世絵展見学と梅園の散策写真を掲載させていただきました。皆さんは単独で「二の鳥居」の見学もされた後、外庭の「離れ」の横にある「水琴窟」の澄んだ水音を楽しんで行かれました。
快晴の雨岳文庫・山口家住宅に「小田急よりみち散歩」の皆様10名が到着しました。
続きを読む 220217 小田急よりみち散歩の方々の山口家住宅です。 →
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