公益財団法人 雨岳文庫
雨岳文庫とは
雨岳文庫 (うがくぶんこ)は、神奈川県伊勢原市上粕屋にある山口家住宅主屋と付属家屋およびその敷地並びに、2万点近くに及ぶ歴史資料(山口家文書)の総称です。なお、「雨岳」とは、山口家8代目当主山口左七郎の雅号で、大山(雨降山)を指します。
山口家住宅は、1834年(天保5年)頃の建築と推定され、1864年(元治元年)旗本間部氏の地代官所に改装することが指示され、700m離れた現在の地に曳家されることになりました。しかし、曳家中に明治になってしまい、地代官所は山口氏の居宅となりました。なお、山口家住宅の主屋と離れの2棟は1998年(平成10年)に国の登録有形文化財に指定されています。
山口家文書のうち自由民権関連の資料は全国的にも有名なものです。これらの資料は、文部科学省の助成を受け、神奈川工科大学の協力で、全国第5番目の自由民権資料館(デジタルアーカイブ)として2012年(平成24年)4月より、ネット上で公開されています。山口家文書の中には、江戸時代中期に将軍側近の旗本であった間部氏の地代官所資料があります。これらについてもデジタルアーカイブとしてその一部を公開しており、その他の資料は、データー上の資料目録として公開しております。
見学案内
山口家住宅主屋は、年末年始・お盆を除く毎週日曜日に案内付きで公開しています。平日の見学は事前予約が必要です。
- 公開時間:10:00~15:00(最終入館時間)
- 見学料金:300円(団体20名以上は250円/人)
- 雨岳文庫友の会会員・中学生以下:無料
<見どころ>
山口家住宅は、築後約190年の大規模古民家です。1階には広い土間と大広間があり、奥には、床の間・違い棚・付け書院を設けた座敷を持ちます。また、多くの障壁画や欄間が残されており、特に2階の座敷は随所に精巧な細工が施された凝った数寄屋造りです。
展示情報(資料館)
企画展「北斎双六を歩く」
主催:雨岳ガイドの会
開催期間:
・前期:2025年3月2日(日)~4月27日(日)
・後期:2025年7月6日(日)~8月31日(日)
※日曜日のみ開催
開館時間:10:00〜15:00
イベント予定(8~9月)
- 2025年8月2日:山口家とお茶の関わりについての講演
- 2025年9月12日:古文書講読会
- 2025年9月20日:文化財ウォーク「中原御殿と平塚からの大山道」
- 2025年7月6日〜8月31日:企画展「鎌倉江ノ嶋大山 新板徃來雙六を歩く」(後期)
アクセス
小田急線「伊勢原駅」北口よりバスで約6分、「〆引」停留所下車、徒歩約3分。駐車場あり。
お問い合わせ
電 話:0463-95-0002
メール:sajiemonugaku@bmail.plala.or.jp
雨岳文庫を少しでも全国の方々に紹介したい思いで改めて拝見しています。この季節母屋の後ろには大山がくっきり見えますし、梅も咲き、いい香りがしています。
季節季節の行事ややはり何といっても草花の写真が本当に美しいと感じます。
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このHPを、山口匡一の、フェイスブックに貼り付けました。
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トップページの雪を残す大山の写真をはじめ、全体の写真が大変美しく、内容・構成が見やすく、すっきりした感じを持ちました。ありがとうございます。