「雨岳文庫」カテゴリーアーカイブ

210627林家たけ平師匠の落語独演会の模様です。

 6/26(土)、雨岳文庫・山口家で開催された真打・林家たけ平師匠の高座の模様です。当日は師匠の出身大学と同じ東海大学教授をされた方のお孫さんが落語を聴きに来られました。中学生になりますがこのお孫さんの名前に「トラ」の一文字があることを知った師匠は、急遽演目を「トラ」にに関するものに変更されました。腕はよいが心が籠った彫りが出来ない彫金師の噺です。殿様から発注された「刀の鍔」のダメ出しを何回もされ、2週間滝に打たれ断食の末、造られた「刀の鍔」は以前のものより出来が悪く、切腹を考えたのですが、殿様はこの作品を気に入られ、この彫金師は後に「龍と虎」の名前をいただき、大成したとういう噺です。3つ目の写真は師匠から送られたフアンとの一コマです。

   

   

   

*次回は12/4(土)を予定しています。ご期待下さい。

210624山口家住宅2階の数寄屋造りの間が修復に入りました。

 公益財団法人・雨岳文庫・山口家住宅の2階の数寄屋造りの間が修復に入りました。昨年実施された1階の書院造りの間に続く修復工事です。修復の主題は当時の最高級の造りの「貼りつけ壁」の修復です。2階の「主室(通称殿様の部屋)」に続き「次の間」も修復しますので工期は7月末までの予定です。この期間、主屋案内は継続しますので文化財の修復とはどのようなものであるのかを見学できる貴重な機会かも知れません。

壁紙のシミが無くなり、金砂子が輝きを増すことが楽しみです。

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210612雨岳文庫・山口家梅園では梅の実が大切にされています。

 雨岳文庫・山口家住宅の梅園では梅の実の収穫作業の真っ最中です。5/中の小梅の収穫に続き、5/末には白加賀、現在は十郎、6/末は南高梅の収穫と続きます。掲載させていただいた写真は、完熟して木から落下した十郎梅を素早く集め、洗浄し、干した後に、塩漬けにした写真です。この後、長い塩漬け期間を置き、土用の3日干しを経て、美味しい梅が出来上がります。この梅園の特徴は、梅の木の下草を残すことにより、完熟・落下させた梅の実を傷つけることなく大切に回収し、おいしい梅干しに仕上げていることです。その一端をご覧ください。

完熟した梅の実は下草の上に傷つかずにソフトランディングしています。

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210504山口家茶園で茶摘みが行われました

 GW後半の5/4(火・祝日)の山口家の茶園では友の会会員とそのご家族20名の皆様により茶摘みが行われました。茶園は梅園の中に作られています。茶葉が梅の木陰に半日ほど入ることにより柔らかさを増す工夫がされています。摘まれた茶葉は、製茶工場で製品にしていただき、参加された皆様にも配われます。茶摘みの開始にあたってベテランのご近所様より茶葉の積み方を教わった子供たちは目を輝かせていました。では柔らかな日差しの下での茶摘みの雰囲気を感じていただければ幸いです。

初めてのチャレンジに葉の摘み方を真剣に学んでいます。

 

 

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210503 雨岳文庫ニュース27号を発行しました。

雨岳文庫ニュース27号を発行しました。→ニュース2021年5月号(第27号)

記事の中には、

雨岳文庫の足元に改めて焦点を当てる

当財団や雨岳文庫グループでは、雨岳文庫の原点である山口家住宅および山口家並びに地元である上粕屋や地域で活躍した人物などに焦点を当てた調査研究などを少しずつ進めています。

当財団・雨岳文庫グループの取組

○野﨑昭雄当財団理事長による山口家文書の調査・修復・整理。

○山口家住宅主屋内各部屋の整理と傷んだ襖や畳などの修繕。

○コロナの影響でストップしていた、山口家とゆかりの地など、近隣の7か所を巡る「雨岳文庫 七所めぐり」のコースづくりが津田政行当財団専務理事の手により完成。

①山口家住宅をスタートし、②五霊神社、③大山二ノ鳥居、④上行寺、⑤洞昌院・太田道灌の墓、⑥元屋敷跡、⑦山ノ神をめぐる、およそ4㎞のコース。

今後、参加者を募って楽しく巡る機会を作りたいと考えています。

○江戸後期から大正にかけての山口家の姿が彷彿される数点の資料を展示ケースに収蔵し、一般公開。(仮称「御座松常設展示」)

○山口家第7代当主である山口作助が江戸の間部家との間を頻繁に往復した記録にスポットを当てた調査研究。(ガイドの会&川島当財団評議員)

○山口家住宅が曳家前に建っていた場所である「元屋敷」の散策。(民権の会&山口靖之当財団監事)

210430山口家主屋での林家たけ平独演会が開催されました。

4/30(金)に雨岳文庫・山口家主屋で第4回林家たけ平(真打)落語独演会が開催されました。何時ものように師匠は観客を自然に話の中に誘導しながら人々の機微に触れる噺でした。題目は「扇の的。歴史を深く刻んだ山口家で聴く源平盛衰記の一節。崇徳院。青春まっさかりの男女の恋物語を滑稽に描いた春を味わえる一席。」との情報を師匠からいただきました。師匠の熱い語りに引き込まれた聴衆の皆さんは、コロナ感染による息苦しさから解き放された1時間半では無かったでしょうか。たけ平師匠も「明治時代からの鯉のぼりが翻っているこのような古民家での語りは貴重な機会です。」と喜んでおられました。少ない写真ですがご紹介致します。20名の方が参加した独演会はコロナ感染対策を取った上で開催されています。
 次回は6/26(土)です。江戸末期の代官屋敷でのこのような雰囲気を、また楽しまれたら如何でしょうか。

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210426雨岳文庫・友の会対象のお茶摘み会のご案内です。

雨岳文庫・友の会ではGWの5/4(火・みどりの日)に雨岳文庫の茶園でお茶摘み会を行います。下記はそのご紹介です。

*対象        雨岳文庫・友の会会員およびそのご家族
       申し込みが必要です。

*作業時間 午前の部:8時半~12時
      午後の部:13~15時

*開催条件 前日または当日が雨の場合は延期。
      伊勢原市が「緊急事態宣言」または 「まん延防
                            止等特別措置」の対象地域 になっていない こと。
                           コロナ感染対策が守られていること。

 詳細については添付ファイルを参照ください。
      お茶摘み会通知20210504.docx

 なお、友の会については本ホームページにて紹介されていますのでこちらを参照ください。是非皆様の入会をお待ちしています。

210314雨岳文庫(山口家住宅)の屋根の修理が終わりました。

緊急事態宣言により3/21(日)まで雨岳文庫(山口家住宅)の休館中ですが、入母屋造り側の屋根の前面の部分の修理が終わりました。風雨の強い日には雨漏りがしていた個所です。昨年の書院造りの間の「貼付け壁」、西門から外トイレに続く外通路のコンクリート打ち、に続く修理です。修理状況を3枚の写真にてご紹介します。
 

▲雨漏り個所のトタン剥ぎです。上部の波目の粗いトタンは大正12年の関東大震災で落下してしまった瓦から換えた時の輸入品で、高価なものです。

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210305雨岳文庫(山口家住宅)の休館延長のお知らせです。

緊急事態宣言が3/21(日)まで再延長されたことにより、雨岳文庫(山口家住宅)の休館を3/21まで延長させていただきます。梅の開花の季節に続き、春の息吹が感じられる季節に休館を続けることは残念ですが、この社会情勢ゆえ、ご理解のほどをお願い申し上げます。

雨岳文庫関係者の皆さまへ*****************

○この延長期間、一般の方を対象とするイベント予約はありませんが、新たな受付が出来ないことをご了解願います。

○必要不可欠な内部の会議や作業を実施する場合は、基本的な感染防止対策に加え、人数を出来るだけ絞るなどの対策を講じて感染防止に十分留意してください。

以上、宜しくお願い致します。***************