雨岳文庫山口家住宅は12月23日(月)から来年1月7日(火)まで年末年始休館となります。
皆様のご活用に感謝いたしますともに、来る年もどうぞ宜しくい願い致します。
12月21日(土)快晴の山口家住宅では恒例の林家たけ平師匠(真打)の落語独演会が開催されました。噺の題は「テレスコ」と「藪入り」で、共に親子の人情噺でした。参加者14人、スタッフ8人ですが、江戸末期の代官屋敷にて演じられる落語は師匠の観衆を引き込む話し方と相まって特別な雰囲気が醸し出されています。
12月21日(土)、雨岳ガイドの会では「善波太郎の足跡 歴史と古代の道」を30人の参加者とともにスタッフ14人、計44人にて冷気とあたたかい陽射し中のウォークになりました。今回は浄土宗西光寺のご住職様から貴重な話しをお聞きすることが出来ました。感謝です。
▼浄土宗西光寺(雨沼山幡松院)堂内にて、御住職から開山由来のお話をお聞きしました。
先月11月24日(日)山口家住宅では、もうすぐ成人式をお迎えになるお嬢様の前撮りが行われました。素晴らしい写真とコメントを頂きましたので掲載させていただきます。
◇まず、朝から外庭の離れの旧喜三郎邸でへアメイクと振袖の着付けが始まり、ヘアメイクは山瀬久美子さん、着付けは岡石笑佳さんがそれぞれ担当されました。その鮮やかな青い振袖と小物一式は叔母さんから譲り受けたそうで、大変良くお似合いでした。
◇続いて、フォトユニット風花のフリーカメラマンのおおばのりこさんによる写真撮影が行われ、旧喜三郎邸から主屋までをゆっくり歩きながら、お嬢様お一人だけの振袖姿やご両親と三人一緒の和気あいあいとした様子などを沢山カメラに収められていました。
▼成人式を迎えられるお嬢様の素晴らしい振袖姿です。
12月13日(金)、「おはなしばる~ん」は山口家住宅の離れ「旧喜三郎邸」で朗読会を行いました。13日は今年一番の冷え込みも喜三郎邸のガラス戸と障子の二重設計のおかげで暖房の効きが良くポカポカと快適でした。
勉強会では、プロの指導を十数年前に受けた作品を改めて取り上げ理解の深い朗読に仕上がり、会員一同堪能しました。
その後、アルプホルンは10月の「青空おはなし会」に登場しましたが、大山の麓に再び太音色が響き、来年へのパワーが頂けたようでした.
▼では、11名の皆様の楽しい朗読会の模様をご覧ください。
12月9日(月)に米国から障子の組子に興味のある男性がTV収録クルーと共に雨岳文庫山口家住宅を訪れました。山口家住宅に入られた男性は、先ずチャノマの大黒柱や天井の大空間を支える黒松の梁に驚き、2階の数寄屋造りの間では精巧緻密な干し網、源氏香の組子に関心され、1階の書院造りの間では障子に挿し込む光の陰影を観賞されました。江戸末期の代官所の姿を残し、150年以上の時を経ても狂いの出ない繊細な組子は、材料を吟味し、その材料に狂いが出ないように寝かし、高度な組子を制作できる腕前の三位一体の技を持つ匠のなせるものなのでしょうか?
11月23日(土)、雨岳文庫山口家住宅では午後1時30分~4時近くまで民権講座を開催しました。穏やかな日で会場一杯の約50名の参加でした。講師は横澤清子さん(かながわ女性史研究会)。雨岳文庫の活動にも長い間かかわってこられた女性史研究家で中島信行と岸田俊子に関する著書もあります。いま、日本は男女平等度指数が146か国の中で118位と大変遅れています。江戸、明治、大正、昭和、そして現代へと「男らしさ」「女らしさ」がどのようにつくられてきたか。今日の課題は何か。写真も交えたやさしく、わかりやすい語り口の講演は大好評でした。
▼主屋で講演の横澤清子さん
雨岳ガイドの会では12月21日(土)に実施される「善波太郎の足跡 歴史と古代の道を訪ねて」の下見を行いました。その報告が入りましたので掲載させていただきます.
案内チラシ ⑬ちらし⑰善波太郎の足跡(標準)
11月21日(木)、寒さが緩んだ曇り空の日、鶴巻温泉駅を降りて、秦野市と伊勢原市との市境にある史跡や、小名串橋の、善波川と鈴川の間に広がる、旧口分田の面影を残す「一の坪」、そして、善波太郎のゆかりの地をスタッフ9人で訪ね歩きました。
▼鎌倉の武将和田義盛ゆかりの西光寺
11月22日の今日、晩秋の快晴の空の下で雨岳文庫山口家住宅の玄関入口では綺麗な菊が皆さまをお迎えしています。この菊はご近所の山口家に親しい方が丹精を込めて作り込まれた作品です。ご覧ください!
▼山口家住宅玄関(大戸口)前ではこの「菊」たちが皆さまをお迎えしています。