211127 西富岡の畑で練馬たくあん大根収穫

2021年(令和3年)11月27日、大山が青い空にくっきりと見えています。広い畑で、秋の収穫時期を向かえた野菜たちと向き合うのは、とてもリッチな気分になれます。

例年、たくあん用大根の種まきは9月の中旬に行い、80日前後を収穫時期としています。が、今年は湿害もなくすくすくと育ち、急遽予定より1週間早めの収穫としました。

今日の野良仕事は、沢庵用大根の収穫、水洗い、2本まとめ、干す等の作業と、先週塩漬けにしたべったら用の樽の重石を均等にすべく、上下の樽の入れ替え、他に畑の整備を行います。

今年の練馬たくあん大根はでぶっちょは少なく、すっきりとしています。姿の良いものを平均すると、葉付きの重量は大根1本2.2Kgでした。長さは50cm〜70cmほどでばらつきはあるものの、平均で59cmでした。(マルチの株間は1畝2列で45cm。2畝4列約160本の作付け予定でした。実際にも形の良し悪し問わずに150本ほどできました。)

畑にはポンプ式の井戸も整備されているのですが、田中さんのお家の蛇口の井戸水をお借りして、長いホースを使って洗浄しています。

洗った大根を2本縛ります。少しばかりのテクニックが必要で、乾燥後細くなった大根が紐のくくりから落ちてこないように葉の付け根をしっかりと結びます。

2本縛った大根は、約5Kgの重さになるので細腕の筋肉が鍛えられます。

活気づいた秋の西富岡の畑の風物詩となりつつあります。

休憩時間に差し入れの鈴最中を楽しみながら、話題の本の話がでました。「面白くて眠れなくなる植物学」 稲垣栄洋氏(みちくさ研究家)が田辺さんより紹介されると、吉羽先生からは「愛なき世界」三浦しをん氏が面白いと。三浦しをん氏の「神去なあなあ日常」も話題に登りました。2冊ともKindleでダウンロード出来ました。話のタネも広がりつつあります。

写真左「ソファーで寛ぐおじさん大根」(金森会員命名)。写真右「かわいい〜。一緒にお家に帰ろう」と大根に話しかけて持ち帰る楢林会員。その夜煮て食べられました。

ほぼまっすぐに伸びた大根110本は沢庵漬け用に例年より1週間長くなりますが干しておきます。曲がったり分岐してしまった大根も約30本ほど干しました。ご家庭で色々な用途に使っていただけるよう、電車で持ち帰りやすい干し大根で重量を軽くします。

今回形が悪くなった大根は、2畝とも東名高速道路側の列に多かったようで土壌の耕し方かもしれません。不揃いの大根たちはそれぞれ会員が持ち帰ります。お日様の力を借りて自家製の切り干し大根が作れます。雨岳文庫さんのご当主智子さんは網戸の上に剥いた大根の皮まで千切りにして干してらっしゃいました。落花生の殻の中でしなびたような豆も、お汁粉にしてご馳走になりました。「工夫して生かす技がある」と教えていただきました。

参加者数:16名

次回予定:◉12月4日土曜日 場所:雨岳文庫さん  べったら漬け用米麹の発酵作業を行います。◉12月5日日曜日 場所:西富岡の畑 べったらの本漬け

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