201121 西富岡の畑でべったら漬け準備

令和2年(2020年)11月21日(土曜日)コロナの感染者数が全国的に増えてきている状況ではありますが、西富岡の畑は青空にぽっこり雲が浮かび、風が流れていました。

手前から、サトイモ、ソラマメ、ブロッコリー、ハクサイ、タマネギ、ダイコン、ナタネなどが作付けされています。

10時からのミーティング。ほとんどの方が時間前より作業を開始しています。畑で身体を動かすのはいいものですね。
今日の作業はべったら漬け用の大蔵ダイコンの収穫-洗浄-皮剥き-塩漬、そして重石を載せるところまでです。
9月に2畝に作付けしておいた大蔵ダイコンの収穫予想本数は約120本でしたが、その畝以外に植えてあったダイコンも合わせて160本になりました。

今年のダイコンは昨年の様な湿害はなく比較的まっすぐに伸びたものが多かったです。
大物で約5Kg(葉付き)重量のものもありましたが、大小を平均にすると約2.1Kgとなりました。切り取った葉っぱの部分の平均は約0.8Kg。
従いまして、漬物に使用する1本のダイコンは1.3Kg、皮をむいた後の平均重量は約1Kgという値になりました。あくまでも平均値ですが。

次々畑から収穫されたダイコンを洗います。いいお天気で助かりました。

東京小伝馬町の人気べったら市では、皮付きと皮なしが売っています。雨岳自然の会では全部皮なしを作っています。今年で6年目となりました。
120本(皮剥後120Kg)までは太いダイコンを半分に切って、ほぼ同じ大きさで整えることができ、樽に40Kgづつ塩漬しました。今年は4樽となりました。

塩の濃度は4%です。(ダイコン40Kg、塩1.6Kg)多少濃いめかもしれませんが、本漬の前に塩出しをする予定です。
塩が少ないとべったら漬けとしては好ましくない酸味が出る場合があるためです。

水が上がってきた時にバランスが崩れない様転倒防止をしました。1週間後に上の樽と下の樽を入れ替える予定です。

都内の生活者ではこんな煙や炎を見ることがありません。原風景を見る様な懐かしい気持ちになります。

葉っぱを全て切り払った後のサトイモ畑です。来年用の種芋を掘り起こしています。

畑の一部に畳半畳ほどの大きな穴を開けて掘り起こされたサトイモを埋めておきます。霜や雪の冷害から守るためです。雨避け用のマルチもかけて来年まで眠ってもらいます。

会員が個人の畑で作付けしたオータムポエムとナタマメです。たくさん取れた時は参加者のお土産用に分けていただけます。
オータムポエムはアスパラ菜と呼ばれ茎も花も美味しく今時流行っている野菜です。ナタマメはこの様に乾燥すると見た目が本物の鉈の様なので名付けられた様です。
若い鞘を食べます。福神漬けに入っているので、誰でも食べたことがある野菜ですが、生で見ることは珍しいですね。福神漬けは手作りで簡単に美味しくできるそうです。

年内のスケジュールの確認をしています。
12月5日土曜日雨岳文庫さんの竃をお借りして、米麹の発酵作業を行います。
12月6日日曜日西富岡の畑でべったらの本漬と沢庵ダイコンの収穫-洗浄-干し作業をします。
12月19日土曜日(雨の場合は20日に順延します)べったらの樽開け、牛舎の掃除の予定です。

 

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