210419江戸、明治、大正時代の山口家の活動の証です。

 雨岳ガイドの会では毎月、山口家主屋の総点検活動と称し、住宅の整備清掃活動を続けています。4/19(月)の活動では整備された展示ケースの中に、江戸、明治、大正時代の歴代の山口家当主の活動の証となる下記のものを展示させていただきました。これらのものは現在までの総点検活動で発見されたものです。
 ◇ 江戸時代、山口家5代当主は柳生心眼流の免許皆伝の腕を持っていました。
 ◇ 明治時代 山口家7代当主は大山寺再建時には大山協会の会頭でした。
 ◇ 大正時代 江戸時代から続く市内安田弓具店製の貴重な「矢」がありました。
以下にこれら貴重な品々を写真にて紹介します。

 ◇ 柳生心眼流・皆伝書です。

江戸時代、山口家は旗本間部家の小姓を4代目から務めており、苗字帯刀を許されていましたが5代当主は剣術の腕を認められ、柳生但馬守宗矩の流れを汲む柳生心眼流の免許皆伝を許され、その後の地代官へと繋がっています。

 

 

 

◇  明治17年の大山不動尊大堂上棟式祭具の小槌には大山協会会頭として山口家7代当主・山口作助の名前が墨書きされています。 

 

◇ 大正初期に江戸時代から続く市内安田弓具店にて制作された「矢」です。江戸時代には大名しか持てなかった貴重な作品です。

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