「雨岳文庫」カテゴリーアーカイブ

220307 山口家の御当主が電動車椅子に試乗。

山口家の御当主は4年半前の脳梗塞のリハビリ中ですが、左手でパソコンを使いフェースブックなどで元気に楽しんでおられます。

今日は電動車椅子に試乗しておられました。左手で器用に運転し北梅林まで何の問題なくゆくことが出来ました。これからこれで庭を楽しまれるようです。

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220305 山口家住宅前庭での菰外しの模様です。

3月5日の今日は二十四節季でいう「啓蟄」です。昨年の「立冬」の11月7日に前庭の松の木に県立技術校にて講師をされておられた瀬戸様により巻かれた「菰」が「啓蟄」の今日、瀬戸様とご息女の手により外されました。「菰巻」は江戸時代に大名の庭園の松を護るために始められた習慣です。瀬戸様のお話では今は菰巻の中に松の木の害虫に成長する幼虫はいないそうです。古来からの風習を絶やさないための活動が山口家住宅では今日も行われています。

昨年11月7日に玄関前の松の木に巻かれた「菰」は「啓蟄」今日瀬戸様の手により
外されています。

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220304 山口家住宅・書院の間の雛飾りが読売新聞で紹介されました。

ウクライナ危機の昨近ですが、昨日3月3日は日本古来からの伝統を引き継ぐ「ひな祭り」でした。山口家住宅の奥座敷「書院の間」に飾られている「お雛様」が読売新聞の取材を受け、その記事が今朝の朝刊に掲載されましたので紹介致します。

3月4日の読売新聞の朝刊記事です。

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220223 山口家の昭和初期のお雛様です。

江戸末期の代官所の設えの雨岳文庫山口家住宅の書院の間では昭和初期のお雛様が飾られています。また、住宅周りの梅林では梅の花が開花しています。寒い日々が続いていますが、早春の陽光を求めて咲いている梅花と、派手さは有りませんが昔懐かしいお雛様を訪ねて伊勢原市上粕屋の国登録有形文化財・山口家住宅を訪ねられたら如何でしょうか。浮世絵展もご覧になれます。

昭和8年のお雛様です。この内裏様のみ昔からの伝統に習い左側がお姫様です。

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220217 小田急よりみち散歩の方々の山口家住宅です。

本日2/17(木)は絶好の梅見日和でした。寒い日々が続いていることが影響しているのか少し梅の開花が遅れていますが、開花を始めた梅林散歩を兼ねて「小田急よりみち散歩」の10名の方々が山口家住宅と資料館で開催されている浮世絵展を見学されて行かれました。主屋の見学時の写真は有りませんが、浮世絵展見学と梅園の散策写真を掲載させていただきました。皆さんは単独で「二の鳥居」の見学もされた後、外庭の「離れ」の横にある「水琴窟」の澄んだ水音を楽しんで行かれました。

快晴の雨岳文庫・山口家住宅に「小田急よりみち散歩」の皆様10名が到着しました。

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220212 山口家住宅・文庫蔵の屋根が新しくなりました。

公益財団法人雨岳文庫(うがくぶんこ)山口家住宅の文庫蔵の屋根が新たな装いになりました。雨岳文庫の大切な文化財を長い年月に渡って守ってきた文庫蔵2階の屋根の修復が終わりましたのでご紹介します。修復にあたっては建築に造詣の深い当財団の役員、何時もご支援をいただいています大学教授、専門家からの推薦をいただいている瓦屋さんのコラボにより、長期の風雨に耐えるガルバニウム鋼板による屋根にも関わらず丸棟と鬼瓦は昔からの瓦を使っていただく工夫をしていただきました。屋根の専門的なことはプロの目による写真撮影をしていただいていますので、文書蔵の屋根上からの新たな景観と合わせ別途ご紹介させていただきます。ご期待ください。

大山の雄姿に馴染んだ瓦屋根も近目には痛々しい姿となり、2022年(令和4)
1月18日を最後に再生の道を歩むことになりました。

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220123 自修館生徒が山口家住宅でフィールドワークをされました。

「探求」と「EQ」のカリキュラムを通して自分の好きなことを突き止め、将来への扉を開く人材育成をモットーとする中高一貫教育校・自修館中等教育学校から中学2年生5名が1/21(金)に山口家住宅に来られました。自立できる人材を育成している学校だけに5名の生徒に先生はつかず、来訪の予約も自分たちでされてこられました。生徒との事前打合せにて下記の順序で約1時間半、自由研究をされました。
①「上粕屋村間部領地地代官としての山口家を理解するために」のテーマで約10分間、伊勢原市域の行政区変遷と江戸末期の旗本について説明。②山口家の解説書を渡して、主屋の部屋の場所を先ず案内し、生徒が興味のある場所を見学いただく。③資料館前にて浮世絵展の概要を説明、館内の展示を見学頂きました。

快晴の大山を背にした山口家住宅に生徒が到着、記念撮影をしました。

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220118 山口家住宅の土蔵の記憶です。

山口家住宅中庭に面した土蔵の現在の姿にお別れすることになりました。長年に渡り土蔵の中の2万点に及ぶ古文書・古美術品・什器などを守ってきた瓦屋根ですが寄る年波には抗えず、この度屋根の修復に入ることになりました。ここに掲載した瓦屋根の写真はその最後の姿となりますので記録のために撮影したものです。新装なる屋根を有する土蔵がどのような姿になるのかが楽しみです。

この地域を治めていた旗本間部家のお殿様が好まれた景観と伝わる2階の部屋から
望む大山の遠望です。右側の白壁の蔵が土蔵です。

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