「雨岳文庫」カテゴリーアーカイブ

220501 林家たけ平師匠の落語独演会が開催されました。

天井に明治時代の鯉のぼりが舞う山口家住宅では4/30(土)に林家たけ平師匠による落語独演会が開催されました。演題は「悋気(りんき)の火の玉」と「徂徠豆腐」です。前者は問屋の主人が吉原で馴染みになった花魁であった「妾」と「本妻」との間で織り成す男女の機微が、両女性がが亡くなり火の玉になっても続くお噺でした。後者は儒学者荻生徂徠がまだ貧しかったころの生活を助けた豆腐屋が、後に火事で焼きだされ生活に困っている時に出世した徂徠が助けてくれたお噺です。因みに「荻生徂徠」は明暦3年の江戸の大火事「振袖火事」のあと、「町火消」の提案を江戸幕府に行い、8代将軍吉宗と町奉行であった大岡越前守が「江戸町火消」を組織化しました。

演題「悋気の火の玉」にて男女の機微を熱く語る師匠です。

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220425 「せんみ凧」作りの募集を締め切りました。

5月3日(火・祝日)に雨岳文庫山口家住宅にて行われる「せんみ凧を作って飛ばそう!」の募集は、お陰様で募集人員の15人を超えましたので、本日にて募集を締め切らせていただきます。多数の応募をいただき有難うございました。明治期に掲げられた大きな鯉に見つめられながら作られた「せんみ凧」が、当日の午後大空に舞うまでの待ち時間には「おはなしばる~ん」の皆様によるお話もあります。とても楽しい会になりそうです。

ご参考:募集案内

 

 

 

220423 主屋では鯉のぼりと五月人形が飾られました。

主屋では国登録有形文化財の住宅に相応しく、明治時代と昭和時代中期の鯉のぼりと、昭和時代の五月人形が飾られました。明治時代の真鯉は約3間と大きく丈夫な布に手書きの色付けがされています。緋鯉は本染めの1間半のものです。昭和時代中期の真鯉と緋鯉は黄色が配されているものです。また住宅の奥座敷・書院の間には五月人形が飾られています。横に置かれている桃太郎人形は山口家11代のご当主のものだそうです。共に5月15日(日)まで飾られています。この鯉のぼりの下では、4月30日(土)には「林家たけ平(真打)の落語独演会」が、5月3日(火・祝日)には「せんみ凧作り」が行われます。是非訪ねていただき古の文化に触れてみて下さい。

矢車の下で各時代を物語る真鯉と緋鯉か主屋の大屋根の下でのびのびと泳いでいます。

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220307 山口家の御当主が電動車椅子に試乗。

山口家の御当主は4年半前の脳梗塞のリハビリ中ですが、左手でパソコンを使いフェースブックなどで元気に楽しんでおられます。

今日は電動車椅子に試乗しておられました。左手で器用に運転し北梅林まで何の問題なくゆくことが出来ました。これからこれで庭を楽しまれるようです。

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220305 山口家住宅前庭での菰外しの模様です。

3月5日の今日は二十四節季でいう「啓蟄」です。昨年の「立冬」の11月7日に前庭の松の木に県立技術校にて講師をされておられた瀬戸様により巻かれた「菰」が「啓蟄」の今日、瀬戸様とご息女の手により外されました。「菰巻」は江戸時代に大名の庭園の松を護るために始められた習慣です。瀬戸様のお話では今は菰巻の中に松の木の害虫に成長する幼虫はいないそうです。古来からの風習を絶やさないための活動が山口家住宅では今日も行われています。

昨年11月7日に玄関前の松の木に巻かれた「菰」は「啓蟄」今日瀬戸様の手により
外されています。

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220304 山口家住宅・書院の間の雛飾りが読売新聞で紹介されました。

ウクライナ危機の昨近ですが、昨日3月3日は日本古来からの伝統を引き継ぐ「ひな祭り」でした。山口家住宅の奥座敷「書院の間」に飾られている「お雛様」が読売新聞の取材を受け、その記事が今朝の朝刊に掲載されましたので紹介致します。

3月4日の読売新聞の朝刊記事です。

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220223 山口家の昭和初期のお雛様です。

江戸末期の代官所の設えの雨岳文庫山口家住宅の書院の間では昭和初期のお雛様が飾られています。また、住宅周りの梅林では梅の花が開花しています。寒い日々が続いていますが、早春の陽光を求めて咲いている梅花と、派手さは有りませんが昔懐かしいお雛様を訪ねて伊勢原市上粕屋の国登録有形文化財・山口家住宅を訪ねられたら如何でしょうか。浮世絵展もご覧になれます。

昭和8年のお雛様です。この内裏様のみ昔からの伝統に習い左側がお姫様です。

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220217 小田急よりみち散歩の方々の山口家住宅です。

本日2/17(木)は絶好の梅見日和でした。寒い日々が続いていることが影響しているのか少し梅の開花が遅れていますが、開花を始めた梅林散歩を兼ねて「小田急よりみち散歩」の10名の方々が山口家住宅と資料館で開催されている浮世絵展を見学されて行かれました。主屋の見学時の写真は有りませんが、浮世絵展見学と梅園の散策写真を掲載させていただきました。皆さんは単独で「二の鳥居」の見学もされた後、外庭の「離れ」の横にある「水琴窟」の澄んだ水音を楽しんで行かれました。

快晴の雨岳文庫・山口家住宅に「小田急よりみち散歩」の皆様10名が到着しました。

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