3月5日の今日は二十四節季でいう「啓蟄」です。昨年の「立冬」の11月7日に前庭の松の木に県立技術校にて講師をされておられた瀬戸様により巻かれた「菰」が「啓蟄」の今日、瀬戸様とご息女の手により外されました。「菰巻」は江戸時代に大名の庭園の松を護るために始められた習慣です。瀬戸様のお話では今は菰巻の中に松の木の害虫に成長する幼虫はいないそうです。古来からの風習を絶やさないための活動が山口家住宅では今日も行われています。
外される前の「菰巻」です。この地の地名「七五三引」(しめひき)と同じく下から7回、5回、3回と縄で結ばれ、結び目は男結びが習わしです。
築190年超えの古民家の庭で行われている伝統的な習わしのご紹介です。
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