220510 お茶摘み体験&カリカリ小梅ケア

2022年(令和4年)5月10日(火曜日)雨岳文庫さんの梅の木の下の茶畑で茶摘みの体験をさせていただきました。雨岳自然の会からは14名が参加、茶摘みベテランの方々もたくさんいらっしゃるようでした。8時過ぎから15時までに、60Kgの茶葉を摘むのがミッションでした。茶葉はかなり大きくなっていました。以前「1芯2葉」を摘むと教えていただいたことがありましたが、今回は若い葉っぱをみんな摘まないと、素人が多いので60Kgは無理、ということで刈り上げるような、むしりとるような少々新茶の茶葉に申し訳ない感じでした。

智子さんのお話ですと、智子さんがお嫁にきた頃はほとんどが在来種のお茶で、製茶するのも均一にするのも大変だったそうです。静岡で改良された「藪北」という品種が、戦後農家さんで育成しやすく、製茶工場でも扱いやすいということで、現在では日本のお茶の流通の75%が藪北茶だそうです。

雨岳文庫さんにある「在来種」と呼ばれる茶は実生(種から育つ)なので、樹によって品質が安定せず、市場からは消えてしまったようです。智子さんは品種改良された藪北があればこそ、私たちが気楽に日本茶を楽しめるとおっしゃっていました。

「藪北」は枝と枝の間が広く、機械での刈り取りもしやすいようです。昨今「茎茶」も市場に多くでているのも、納得できました。途中10時のおやつの時間です。遠くに大山を望み、木漏れ日の中で、おしゃべりは至福の時でした。

腰にザルを下げた茶摘み娘たち。ピッチを上げて頑張ります。「1ザル、茶葉で満タンにしたら200gくらいかしら?」「60Kgにするには300ザルが必要だわね」「30人で割ると1人10ザル満タンにしなくては!」等々の会話中でした。

お昼に久々の雨岳ランチをいただきました。智子さんの筍の煮付、絶品です。年季が違います。お取り寄せの練り物入りお汁の上品なお味、おかわり続出です。ガッツの出るようにメンチカツと焼き鳥、そして究極手作り栗餡パン(ヘビメタ風シールが新鮮でした!)、初めての出会い、手作り柏餅、手作り甘夏ピール等々。雨岳文庫クラブの皆様大変御馳走様でした。久方ぶりのお喋りも楽しかったです。ありがとうございました。

山口家の大広間に次々集められた茶葉が計量されていました。意外にかなりの量になっていたようで、成果を伺いましたらなんと100Kgに達していたそうです。ミッション完了で、荷台に茶葉を積んで製茶工場へ向かう軽トラをほっと見送りました。

5月6日(金曜日)に塩抜きをしてから、酢と砂糖で本漬け作業を行いました。しかし、砂糖の入れる量を間違えて、大慌てで7日の土曜日に急遽追加砂糖の養生を地元会員を含む3名様にしていただきました。怪我の功名か?、状況は悪くなく、砂糖を数回分けて入れることで浸透圧が徐々に進みかえって良い結果になるのでは、という仮定を立てています。

参加者 自然の会会員14名、(内体験1名)

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