220429 未熟小梅の収穫・加工

2022年(令和4年)4月29日、コロナ禍の中で大型連休が始まりました。新緑の季節を五感で存分に味わえる環境の雨岳文庫さんで、未熟小梅の収穫と「甘いカリカリ梅」の加工に挑戦します。

静かなたたずまいの中に、新緑の植物たちがエネルギッシュに息吹いていました。

今季、雨岳自然の会では小梅の全収穫のご依頼を智子様より受けまして、まずは未熟の小梅で長野県民に人気の「甘いカリカリ梅」にトライし、次に熟した小梅で過去にNHKで紹介された「さし酢梅干し」を作ろうと目論みました。写真の通り、まだまだ未熟でありながらかじってみても渋みがなく、カリカリ梅を作るには、いい感じと思われました。(が、初体験で自信は全くないのです。)

東名高速の渋滞を避けて東京組は7時前には到着。伊勢原地元の会員が沢山集まってくださって16名で収穫作業に取り掛かりました。

まずは、森林組合の道路側の小梅から攻めて行きました。

小梅採り経験者の実力発揮か、2時間程度で約80Kgの小梅を採取できました。午後から雨が降り出すという天気予報に追いかけられるように急いで頑張りました!

下から大型扇風機で風を送り、台の上に小梅を転がして下の籠に落とす機械にかけます。こうすることによって、小梅に着いた汚れを吹き飛ばす効果があります。シンプル構造ですが、有効でした。

次の工程は、水で洗って何度か水替えをし、2時間ほど水に晒して灰汁を取りました。井戸水は暖かく、なんとも優しく、水仕事が楽しくなります。

途中に智子様よりおやつをいただき、ちょっと休憩を挟みまして、水切りから塩漬けの工程に移ります。

水切りをするには、やはり竹製のザルの効果はプラスティックのザルと比べると格段の差があるそうです。智子さんの実体験を伺いました。自然の会では洗濯ネットに入れて振り回して脱水をしようと試みましたが失敗でした。効果は全く感じられませんでした。塩を小梅重量の20%入れて樽の中で小梅と一緒にもみ込みます。20%は驚くような塩分ですが、本漬け前に塩抜きをしてその時に口に合う塩分濃度に仕上げる予定です。

各40号樽に10Kgの未熟小梅と2Kgの塩が入っています。下3樽の上に、各樽を載せて重石代わりとし、上に載せた3樽には、2.5Kgの重石を6個載せて、1週間後を待ちます。

◉参加人数 16名(内体験1名)                 ◉次回の予定:5月6日金曜日 小梅の本漬け作業

 

 

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