「雨岳民権の会」カテゴリーアーカイブ

251105 川崎の自由民権と大山街道―第9回湘南社民権散歩報告―

9月28日、川崎の溝口周辺を歩きました。参加者25名。この地域は大山街道と府中街道が交差する交通の要衝で、旧宿場町の面影が少し残っていました。また、人だけでなく文化の交流地でもありました。画家岡本太郎の母・岡本かの子、第一回人間国宝・文化勲章受章の陶芸家濱田庄司は溝口生まれ、また漫画家手塚治虫のルーツも溝口にありました。

午前中は「大山街道ふるさと館」で「地域開発とその後の民権家たち―武相中央鉄道をめぐって―」のテーマで学習会。

午後から、地域の民権運動のリーダーだった上田忠一郎の旧居跡、江戸初期造られた大変古い農業用水・「二ケ領用水」、多くの民権家が眠る「宗隆寺」などを歩き、最後は「日本地名研究所・川崎市立地名資料室」でお話を伺いました。発見と実り多き民権散歩となりました。

現在も流れる「二ケ領用水」

宗隆寺境内と本堂
民権家たちの演説会場や小学校校舎にも使用されていた

宗隆寺境内の上田家墓碑の前で

宗隆寺境内で

「日本地名研究所・川崎市立地名資料室」の中

 

250915 2025年湘南社民権散歩のご案内

雨岳文庫・雨岳民権の会では9月28日(日)に 2025年湘南社民権散歩 「川崎の自由民権と大山街道」を行います。川崎の自由民権運動を現地で学ぶ学習会と、宿場町の面影を残す大山街道を歩きます。
詳細は下記チラシをご覧ください。

20250819HP用(雨岳文庫)民権散歩案内チラシ

共に学習会とウォークを楽しみましょう!  雨岳民権の会

250915 2025年湘南社民権散歩(第9回)参加者募集

川崎の自由民権と大山街道

大山街道など交通の要衝で栄えた川崎・溝ノ口。物資の集散だけでなく文化の集まる所で、ここを中心に川崎の自由民権運動は展開されました。現地で学び、宿場町の面影を少し残す大山街道を歩きましょう。  

20250819HP用(雨岳文庫)民権散歩案内チラシ

<見学コース・溝ノ口周辺 (散歩距離 約3km)>               

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250728 2025年伊勢原市小学校社会科部会の研修会<伊勢原地域の自由民権運動>

 7月28日(月)、雨岳文庫資料館を会場に9時から12時まで先生方の研修会が開かれました。伊勢原市内10校から社会を担当される先生の代表の方がた12名が参加されました。研修会の概要は次の通りです。

1.神奈川県や伊勢原地域での自由民権運動の特色(民権の会報告 約70分)

2.質疑

・明治前期になぜ自由民権がおこったのか、その背景などについて

・幕末から明治期かけての時代の様子

・民権運動の担い手たちの学習の仕方や教育機関の指導方針など

・憲法草案づくりと民権運動期は重なっているなど

3.山口家住宅見学

4.学校での憲法学習を中心とした教材づくりの協議

 暑い中、休憩をはさみ、熱心な研修会が行われました。小学校段階で憲法をどのように教えるのか。わかりやすい方法や進め方など、民権の会としても新鮮な課題を提供していただきました。充実した時間と空間でした。私たちもおおいに学習させていただきました。ありがとうございました。      文責 豊雅昭

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250613 米国からの留学生が来訪

6月13日(金)、日本研究センターの小林様の引率で米国からの留学生2名が山口家住宅を訪れました。来訪目的は明治時代、8代当主山口左七郎と「官約移民」第1号の後藤濶が遣り取りした手紙の原本を見学するためでした。
雨岳民権の会の豊様が来訪をアレンジされ、野崎理事長が対応されました。

▼先ず、後藤濶についての予備知識です。

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250319 「湘南社」が『るるぶ』に掲載されました

山口家8代当主山口左七郎が社長をされた神奈川有数の自由民権結社「湘南社」が2025年3月14日発行の『るるぶ神奈川』(定価2200円)にて紹介されました。
冊子のテーマは「まち と いろ 神奈川」、発売元はJTBパブリッシングです。この記事の取材には財団法人雨岳文庫の自由民権の会が関わりました。

▼冊子の表紙です。

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241204 第10回湘南社”民権講座”が開催されました

11月23日(土)、雨岳文庫山口家住宅では午後1時30分~4時近くまで民権講座を開催しました。穏やかな日で会場一杯の約50名の参加でした。講師は横澤清子さん(かながわ女性史研究会)。雨岳文庫の活動にも長い間かかわってこられた女性史研究家で中島信行と岸田俊子に関する著書もあります。いま、日本は男女平等度指数が146か国の中で118位と大変遅れています。江戸、明治、大正、昭和、そして現代へと「男らしさ」「女らしさ」がどのようにつくられてきたか。今日の課題は何か。写真も交えたやさしく、わかりやすい語り口の講演は大好評でした。

▼主屋で講演の横澤清子さん

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